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日記

フェラーリ モンディアル 3.2 カブリオレ 内装修復作業その③

2018/02/01

現在進行中のフェラーリ モンディアル 3.2 カブリオレ内装修復作業ですが、現在コノリーレザー最上級の「Vaumol」生地待ちです。

生地を待っている間に密かにお願いしている一点ものの車検証入れの作業がスタートしました。

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ゴメンナサイ、正直モンディアルには最上級の Vaumol ではなくその下の Autolux 辺りの生地がオリジナルで使用されていると勝手に思っていましたが、現在内装作業をお願いしている大阪のエミリオさんと調べた結果、モンディアルも最上級の Vaumol 生地を使用していたことが判明しました、さすが天下のフェラーリ様。

自分達がモンディアルをちょっとばかり下に見ていたこと猛烈に反省しました・・・

今回は助手席側座面の状態が悪く破れている箇所もある為、しかたなく Vaumol で張替えを行いますが、当社もエミリオさんも基本的な考えは張替えは最終手段です。

まず内装がオリジナルの生地のままであれば「クリーニング」です。

クリーニングといっても特殊で強烈なケミカル剤を使用する訳ではなく、あくまでも生地を傷めず汚れを落とします。ここも職人技とマル秘的な道具が必要です。

クリーニングの次の段階は塗装です、でも基本的に塗装はあまりスキではないです。塗装を否定する訳ではないですが本当は上から色を付け加える塗装よりも染めることが出来れば一番いいのですが。

そして最後に張替えです。

オリジナルと異なる生地で過去に張り替えられておりオーナーさんが希望すれば当然コノリーレザーで張り替えます。ただ安くはないです。

確かに内装作業って金額が決まっていないので、なんでこんなに安く出来るの?とかなんでこんなに高くなるの?と疑問に思われる方も多いです。

ただ生地や縫製方法など深く追求していくと明らかに仕上がりに差が出来ます。その辺りに価値を感じて頂ける方は是非一度エミリオさんにご相談してみて下さい。

当社のモンディアル 3.2 カブリオレも何度となく話し合いをして現在作業を行っております。早ければ3月には完成すると思うのですが・・・