2025/06/20
フェラーリ 512BB 用のラジエーターを国内で修理してもらいました。
オリジナルのラジエーターが残っている場合は、基本的には修理する選択が無難です。
フェラーリからの供給は終了しておりますし、仮に純正品が手に入るとしてもとんでもない金額を覚悟しないといけません。
でもチューニングカーのようなアルミのラジエーターはちょっと雰囲気良くないですね。
今回のように修理をしてくださるラジエーター屋さんも年々少なくなってきています。
今回依頼を頂いた業者様も今までは取引のあるラジエーター屋さんに出していましたが廃業されてしまったようです・・・悲しい。
純正はプレートフィンと呼ばれるコアですが、現在はコルゲートタイプの冷却性能の高いコアに変えますので見た目が少し変わります。
ただおおまかな雰囲気は変わりませんので個人的には十分満足です。
2025/06/09
お客様からご注文頂き取り寄せましたフェラーリ Dino 246GT 用のスターターモーター遮熱板です。
でも残念ながら見た瞬間に何か違和感があったので過去の画像で見比べたら・・・
ブラケットが写真で言うと上下逆向きに付いていました(涙)
製造したメーカーも気が付かなかったのかなぁ。
とりあえずお客様にお伝えすると・・・「何とかするから送って!!」と。
数日後、「取り付けたから大丈夫!!」と、とても頼りになります。
「でもブラケットだけの問題じゃなくて他もちょっと加工なり調整しないと付かないよ」とご意見頂きました。
さすがに 50 年も前のクラシックカーのパーツですのでほぼほぼポン付けはないです。
でも今回の様なトラブル時でも何かしら対応して頂ける修理屋さんには本当に感謝です。
2025/06/04
フェラーリ Dino 246GT 用にご注文頂きましたエンジンマウントが入荷しました。
オリジナルはあのタイヤメーカーの「PIRELLI」製ですが、さすがに現在は生産終了しており入手出来ません。
現在はこちらのエンジンマウントを使用しています。
Dino 206GT、Dino 246GT Tipo-L、M、E 全車共通です。
Dino 246GT のパーツをお問い合わせ頂く時は必ず車体番号も一緒にお伝え下さい。
246 だからパーツは全部共通って訳ではないので。
細かく言うとヨーロッパ仕様とアメリカ仕様でも使用パーツが違う箇所はありますし、純正エアコン装備でも異なります。
現在までに色々と手が加えられている個体も多いので、こちらが純正品(オリジナル品)もしくは純正同等のリプロ品や社外品を出しても全く合わない場合があります。
多くは違うパーツが取り付けられていたり、改造されていたりと・・・もちろんポン付けは出来ませんので加工は必要って思って頂いた方が良いです。
2025/06/02
フェラーリ 308 等のウォーターポンプボディの所に使用するユニオンの在庫ございます。
結構ゴテゴテになってしまっている車多いです。
308 (キャブ車) のカタログでみると 8番と 24 番ですね。
結構お問い合わせ多いのでいつも在庫しております。
シリンダーヘッド横に付くユニオン (カタログだと 11 番) も一緒に在庫しております。
サイズが異なりますのでご注意下さい。
2025/05/20
フェラーリのシリンダーヘッドガスケットで有名なドイツの Elring 社から販売されているシリコンシーラント(液体ガスケット)が入荷しました。
ヨーロッパでのクラシックカー(特にイタリア車)の整備では定番の液体ガスケットです。
ポイントはこのガスケットの色が赤色だと言うことです!!
それがどうした?
昔はイタリア車の整備には赤色の液体ガスケットが使用されており、昔を知っている方であれば「お~っ!!」と思うでしょう。
例えばバルブカバーに使用すると、少しこの赤色のガスケットがバルブカバーとシリンダーヘッドの間からはみ出ます。
そのはみ出した赤色のガスケットとアルミやスチールのパーツとのバランスが何とも言えない美しさなんです(笑)
すみません、本当にマニアックな話なので。
当然性能/機能も全く問題ないです。
こちらの商品は当社 ネットショップ からご購入頂けます。
2025/05/13
フェラーリ Dino 246GT や 308GTB/GTS に使用可能なフロントキャリパーが入荷しました。
こちらはオリジナルの Ate 製ではなく、社外品になります。
オリジナルの Ate 製は新品での入手は難しいです。
この社外品であれば今でも入手可能なんですが、残念ながらリア側が社外品も欠品状態です。
何度かリア側も過去に取り寄せたことはあるのでそのうちまた供給されるとは思うのですが・・・
2025/05/08
今回はパーツではなく専用工具のご紹介です。
こちらはフェラーリ F50 のホイールセンターロックナットを外す専用のソケットです。
もちろんその辺では売っていません(笑)
今や〇億円もする超高級スーパーカーの F50・・・出来れば無駄なキズ付けたりしないようにケチらず専用工具使っておきましょう。
このソケット、〇億円もする F50 専用工具なのでやはり〇十万円もするの!?・・・いいえしません(笑)
意外と良心的な金額です、但ししょっちゅう使う物ではないので。
その他にもフェラーリ専用工具、色々出ていますのでお探しの工具ありましたらまずは メール にてお問い合わせ下さい。
2025/05/01
ホースネタが続きますが、今回はオイルホースです。
フェラーリ 512BB 用のオイルホースですが、こちらは生産終了になっておりますので古いホースを修理することにしました。
こちらが BEFORE
基本的には口金(フィッティング)部分は再利用になりますのでココが割れたりしていないことが前提です。
あとは同じ太さのメッシュホース等があるかどうか、同じ内径のホースがあるか等です。
バラしてみて同じ径のホースがあればいいけど・・・と祈りながら作業して頂きましたが、問題なく修理出来ました。
こちらが AFTER
カシメ部分の形状が少し異なりますがここは仕方がない所です。
今回も大変満足な仕上がりでした。
いつもありがとうございます!!
2025/04/28
少し前の話なんですが、お客様からご注文頂き取り寄せましたフェラーリ 512TR 用の左右フューエルホース。
特に何も考えてなく、海外に在庫あったので取り寄せただけでした。
でも実際に手元に届くと・・・あれ?左右で色違うじゃん。
こちら ⇊ は右側。
こちら ⇊ は左側。
何の理由でフィッティングの色が変わったのか・・・謎
まぁ再生産されたんだろうなとは思いますがこれらホースはエンジンフード開けると見えちゃう箇所に使用されるんです。
お客様に届いたフューエルホースの色の違いを説明した所、出来れば同じ色に統一したいよねという事に。同感です。
古いオリジナルの左右ホースをお借りして比べてみると新たな発見が・・・
メッシュホースの径が小さく(細く)なっている。
さぁどうする。
とりあえずフェラーリに青色のフィッティングのホースが残ってないのか問い合わせてみましたが、答えは「NO」・・・
オリジナルに合わせてワンオフ製作も考えたのですが、同じ角度のフィッティングが国内の規格品ではないそうです。
余分なアダプターを取り付けるのも嫌だったので諦めました。
取引のあるホース修理屋さんに相談すると、同じ太さのメッシュホースは手に入るけど、やはり問題はフィッティングとのこと・・・ん~悩む。
ある時ひらめきました。
良く見ると左右のフィッティングは基本同じもので取り付けの角度が違うだけと言うことに気が付きました。
そこで、青色のフィッティングのホースをもう一本取り寄せて、分解してフィッティングのみ再利用することに。
簡単に説明すると青色のフィッティングが付いた右側のホースを2本用意して、両方バラシてオリジナルと同じ径のメッシュホースに交換し、片方のフィッティングの角度を左側用に合わせて取り付けるという事です。
そうすれば左右青色のフィッティングで尚且つオリジナルと同じ太さのメッシュホースになるという事です。
完成したのがこちら。
可能な限りオリジナルに近づけてもらい「違和感」ないようにお願いしました。
仕上がりはとても満足いくもので、おまけに圧力の検査もしてもらいました。
予想通り思いっきりの大赤字・・・でもこんな時もありますよ。(笑)
よほどのことがない限り二回目はやりません。
2025/04/16
フェラーリ 412 用の ANSA マフラーが入荷しました。
今回ご注文を頂いたのはリア側の左右のみ。
フロントエンジンの場合、中間マフラーもありますが、中間左右とリア側左右を購入するとまぁまぁの金額になります。
でもやっぱりクラシックモデルには ANSA マフラーが一番カッコイイです。
在庫はしておりませんが、他のモデルのマフラーも「復刻版」が出ております。
フェラーリ以外でも、ランボルギーニやマセラティも設定されております。
金額や在庫状況はその都度イタリアに確認しますのでお電話でお問い合わせ頂いてもお答え出来ません。
お問い合わせはご面倒でも メール かファックス (058-253-7572) にてお願い致します。