2026/01/14
スパークプラグのお問い合わせがあると結構「ん~」と悩むことがあります。
キャブ車であれば NGK の BP6ES や BP7ES 辺りのノーマルプラグで大丈夫なんですが、問題はインジェクション仕様になってからのモデル、それも 1990 年代頃まで。
例えばフェラーリ F355 であれば NGK の PMR7A、フェラーリ 360 モデナや F430 であれば PMR8B とほぼ決まっている分には問題ないのですが、328 や テスタロッサ、512TR とかになるとちょっと悩みます。
このメーカーの何番 (型番) でと言って頂けるのが一番分かり易くて簡単なんですが、スパークプラグとだけ言われても正直ノーマルプラグをご希望なのか?イリジウムをご希望なのか?熱価は?となります。
おまけにこれらのモデルの多くはプラグコードを永井電子のウルトラに変えていたり、他の社外品を使用していたりするケースが多く、プラグコードによってはプラグ先端のターミナルが一体型やネジ型と異なってきます。
従って、お問い合わせ頂く時にはこれらの情報を一緒に頂かないと判断が出来ないんです。
過去にもご注文頂いて納品したら、「合いません」と言われて細かくお聞きするとプラグコードが社外品に変わっておりプラグも既に違う物が使用されていました。
最近はお問い合わせ頂いても現品確認などをお願いして出来るだけ間違いをなくすように努力はしています。
現在使用しているプラグの情報頂くだけでも十分助けになりますので。
2025/12/15
相変わらず供給が不安定な AP Racing 製のコンプリートクラッチ、今回入手出来た 512BB/512BBi 以外にもテスタロッサ用や 348 (シングルディスク) 用なんかは全く再供給の気配すらないです。
フェラーリの担当者に問い合わせても「いつ再供給されるか全くわからない…」とのこと。
そんな中、またまた奇跡的に 512BB/512BBi 用が手に入りました。
バカみたいに毎日在庫状況チェックしてますので、今回もある日突然「2 セット」のみ再供給されたのを 1 セット確保。
数か月前に手に入った2セットは既にご予約のお客様に販売してしましたので在庫はありませんでしたが、今回の1セットは当社の在庫品ですのでどなたでもご購入頂けます。
但し、お高いですので覚悟して下さい…涙
現在 ヤフオク にも出品しておりますので売れてしまったらゴメンなさい。
2025/09/17
フェラーリを長く乗り続けていると、誰もが一度は直面するトラブルがあります。
それが「ラジエーターからの冷却水漏れ」。
特に F355 などに採用されている純正ラジエーターは樹脂タンク仕様。
熱と経年劣化によってタンクが割れ、気がつけばガレージの床にクーラントが広がっていた…そんな経験をお持ちのオーナー様も少なくありません。
日本製ラジエーターの強み
当社がお勧めするのは、国内の熟練職人が新規製作する真鍮タンク仕様ラジエーター。
・樹脂タンクの弱点を克服
→ 劣化で割れる心配なし。長期使用にも安心。
・オールアルミより強い耐久性
→ アルミはコア根付けの剥がれから漏れる事がありますが、銅コア+真鍮タンクならそのリスクを最小化。
・冷却効率をさらに強化
→ コア厚は純正よりも+7mm (車種にもよります)。より安定した冷却性能を発揮。
・外観は純正同等
→ 黒色の放熱塗料を使用。“純正らしさ”を損ないません。
もちろん、古いラジエーターをお送りいただく必要はありません。
新品での製作ですので、コア返却不要・加工不要のボルトオン装着が可能です。
対応モデル(一例)
・フェラーリ F355 用 左右ラジエーター
・フェラーリ 348 用 左右ラジエーター
・フェラーリ 360 モデナ 用 左右ラジエーター
・フェラーリ 512TR/F512M 用 左右ラジエーター
・フェラーリ 550 マラネロ 用 ラジエーター
基本は受注生産となりますので、金額・納期はぜひお問い合わせください。
その他のモデルもご相談を
上記以外の車種については、現品をお預かりしての修理対応も可能です。
もちろんフェラーリ以外のお車でも製作・修理を承ります。
「純正にこだわりたい」気持ちも分かります。
ですが、愛車を長く、そして安心して走らせるためには“アップデートされた対策部品”を選ぶのも一つの答えです。
大切なフェラーリを、末永く楽しむために――
ぜひ一度、日本製ラジエーターの実力を体感してみてください。
2025/08/04
しばらく音沙汰のなかった Ferrari 512BB/512BBi 用の AP Racing 製クラッチキット。
「もう入ってこないのでは…」と半ば諦めかけていた矢先、なんと突然 2 セットだけ再供給されるという朗報が!
もちろん即決・即発注。純正供給ルートからの入荷なので信頼性はバッチリ……とはいえ、
過去に“純正”と聞いていても何度も痛い目を見てきたので、荷物が届くまでは正直ちょっと不安でした。
そして数日後。
段ボールを開封すると──まず目に飛び込んできたのは見慣れた**「AP Racing」のロゴ入りボックス**!
そこからは検品あるのみ。型番も中身もチェックして、ようやく「今回は間違いない」と胸を撫で下ろしました。
早速、お待ちいただいていたお客様へ順番にご案内し、
ありがたいことに 2 セットともすぐに完売。
そして現在……
はい、またしても「欠品」です。
次回入荷は、残念ながらまったく未定。
実は今、Ferrari Testarossa のクラッチや、Ferrari 348 のシングルディスククラッチも同じく品切れ中。
そう、これらもすべて AP Racing 製なのです。
某フェラーリ社のパーツ担当者からもこっそり聞いた話ですが、
「残念ながら、最近の AP はクラシックモデルには非協力的なんだよね…」とのこと。
まぁ、限られた生産数のクラッチなんて、企業としては効率悪いのは分かります。
でも! クラッチってそんなに簡単に社外で作れるパーツじゃないんです。
誰か作ってくれ~~~!!(できれば AP さん、引き続きお願いします…)
いや、ここはもう「フェラーリ様」の威光で AP 社に喝を入れてもらうしかないかもしれません。
2025/07/09
今日もまた、ちょっとした“こだわり作業”をしておりました。
さて、これ何をしていると思いますか?
実は…シリコン製プラグコードに印字されている「SILICONE」などの文字をひたすら消しているのです。
「えっ、それって使うのに関係あるの?」と思われるかもしれません。
はい、機能的には全く問題ありません。
ただ、どうしてもあの印字が気になってしまうだけなんです(笑)
本来、1960〜70年代当時のクルマにはシリコン製のプラグコードなんて存在しておらず、すべてPVC(塩ビ)製でした。
ところが、現在ではクラシックモデル向けであっても、シリコンコードが“標準”のように使われてしまっているんです…。
この「現代的な質感」と「白々しい印字」が、どうしても許せない!(笑)
とはいえ、もはや当時のPVCコードは入手困難。性能的にも現行のシリコンコードに軍配が上がるので、それを使うしかありません。
せめて見た目だけでも当時風にということで、納品前に一本一本、印字を地道に拭き取っています。
お客様の中には「別に気にならないよ」という方もいらっしゃると思いますが、これは完全に私の自己満足。
でも、こういうところまでやってこそ、クラシックカーに向き合う「姿勢」だと思ってます。
それにしても、天下のイタリア人がこのあたりを気にしないのは、本当に不思議です(笑)
2025/07/02
今日ご紹介するのは、ちょっと懐かしいドアミラー…
そう、名前は「カリフォルニアン」。
この名前を聞いて「おっ、ヴィタローニのやつね」とピンとくる方、なかなか通ですね。
私も最初は「おっ!」と思いました。ですが、今回のこれはちょっと違います。
じつはコレ、「カリフォルニアンスタイル」。
そう、日本語で言えば「カリフォルニアン風」。
オリジナルのヴィタローニ製ではないんです。
…..なのに、ミラーにはしっかり
**「Californian by Vitaloni」**のステッカーがペタリ(笑)
ツッコミどころはありますが、なんだか憎めません。
質感も本家とはちょっと違って、オリジナルがザラっとした梨地仕上げなのに対し、こちらはツルンと滑らかなボディ。
素材感で分かる人には「あ、これレプリカね」と伝わる感じです。
このミラー、じつは海外で入手できる1980年代スタイルのレプリカ品。
今となっては本物のカリフォルニアンはなかなかお目にかかれませんから、「雰囲気重視でいいから付けたい!」という方には、なかなか良い選択肢だと思います。
「本物じゃないけど、ちゃんと”あの時代の空気感”はある」
そんなドアミラー、いかがでしょうか。
こちらの商品は当社通販サイトからでもご購入頂けます。
2025/07/01
先日、フェラーリ 512TR にお乗りのお客様よりご注文いただいたフューエルポンプのトップカバー (対策品) が無事入荷しました!
元々このパーツ、純正品は樹脂製なのですが、経年劣化で割れてしまいガソリン漏れを起こすという、なかなか怖いトラブルの報告がちらほら…
そこで登場したのが、今回のアルミ削り出し対策品です。
もしろんフェラーリ純正品ではなく社外品なのですが、こういう”痒い所に手が届く”パーツって、実は社外メーカーの方がフットワーク軽いんですよね。
昔からこの世界ではよくある話です(笑)
正直、そこまでお安い物ではありませんが…
ガソリンが漏れるリスクや最悪の事態を考えると、これは”保険”としての投資と捉えていただくのがいいかもしれません。
今回はお客様からのご依頼分でしたので在庫はございませんが、ご希望があればお取り寄せ可能です。
気になる方は、金額や納期など、お手数ですがメールにてご連絡ください。
2025/06/20
フェラーリ 512BB 用のラジエーターを国内で修理してもらいました。
オリジナルのラジエーターが残っている場合は、基本的には修理する選択が無難です。
フェラーリからの供給は終了しておりますし、仮に純正品が手に入るとしてもとんでもない金額を覚悟しないといけません。
でもチューニングカーのようなアルミのラジエーターはちょっと雰囲気良くないですね。
今回のように修理をしてくださるラジエーター屋さんも年々少なくなってきています。
今回依頼を頂いた業者様も今までは取引のあるラジエーター屋さんに出していましたが廃業されてしまったようです・・・悲しい。
純正はプレートフィンと呼ばれるコアですが、現在はコルゲートタイプの冷却性能の高いコアに変えますので見た目が少し変わります。
ただおおまかな雰囲気は変わりませんので個人的には十分満足です。
2025/05/01
ホースネタが続きますが、今回はオイルホースです。
フェラーリ 512BB 用のオイルホースですが、こちらは生産終了になっておりますので古いホースを修理することにしました。
こちらが BEFORE
基本的には口金(フィッティング)部分は再利用になりますのでココが割れたりしていないことが前提です。
あとは同じ太さのメッシュホース等があるかどうか、同じ内径のホースがあるか等です。
バラしてみて同じ径のホースがあればいいけど・・・と祈りながら作業して頂きましたが、問題なく修理出来ました。
こちらが AFTER
カシメ部分の形状が少し異なりますがここは仕方がない所です。
今回も大変満足な仕上がりでした。
いつもありがとうございます!!
2025/04/28
少し前の話なんですが、お客様からご注文頂き取り寄せましたフェラーリ 512TR 用の左右フューエルホース。
特に何も考えてなく、海外に在庫あったので取り寄せただけでした。
でも実際に手元に届くと・・・あれ?左右で色違うじゃん。
こちら ⇊ は右側。
こちら ⇊ は左側。
何の理由でフィッティングの色が変わったのか・・・謎
まぁ再生産されたんだろうなとは思いますがこれらホースはエンジンフード開けると見えちゃう箇所に使用されるんです。
お客様に届いたフューエルホースの色の違いを説明した所、出来れば同じ色に統一したいよねという事に。同感です。
古いオリジナルの左右ホースをお借りして比べてみると新たな発見が・・・
メッシュホースの径が小さく(細く)なっている。
さぁどうする。
とりあえずフェラーリに青色のフィッティングのホースが残ってないのか問い合わせてみましたが、答えは「NO」・・・
オリジナルに合わせてワンオフ製作も考えたのですが、同じ角度のフィッティングが国内の規格品ではないそうです。
余分なアダプターを取り付けるのも嫌だったので諦めました。
取引のあるホース修理屋さんに相談すると、同じ太さのメッシュホースは手に入るけど、やはり問題はフィッティングとのこと・・・ん~悩む。
ある時ひらめきました。
良く見ると左右のフィッティングは基本同じもので取り付けの角度が違うだけと言うことに気が付きました。
そこで、青色のフィッティングのホースをもう一本取り寄せて、分解してフィッティングのみ再利用することに。
簡単に説明すると青色のフィッティングが付いた右側のホースを2本用意して、両方バラシてオリジナルと同じ径のメッシュホースに交換し、片方のフィッティングの角度を左側用に合わせて取り付けるという事です。
そうすれば左右青色のフィッティングで尚且つオリジナルと同じ太さのメッシュホースになるという事です。
完成したのがこちら。
可能な限りオリジナルに近づけてもらい「違和感」ないようにお願いしました。
仕上がりはとても満足いくもので、おまけに圧力の検査もしてもらいました。
予想通り思いっきりの大赤字・・・でもこんな時もありますよ。(笑)
よほどのことがない限り二回目はやりません。