2023/12/05
お客様から「フェラーリ フロント V12 のラジエーターを止めているハンガーストラップが欲しいんだけど、今出てるゴム製じゃなくて昔の布タイプは手に入らないでしょうか」とお問い合わせ頂きました。
フロント V12 というとフェラーリ 550 マラネロの年代ではないです、もっともっと昔の 250系のことです。
この頃はフロントラジエーター上部にハンガーストラップが付いていました。
写真黄緑色の丸印の箇所です。
今でもハンガーストラップは供給ありますが本来布が使用されていた部分がゴム製に代わってしまっています。
マフラーを支えるハンガーストラップも同じ物で、まぁマフラーは覗かないと見えないのでまだいいのですが、ラジエーターに使用する分はエンジンフード開けると見えますのでこのお客様も見た目を気にして当時の布製を探していました。
この部分は私も以前から気になっていたので入手ルートは作ってありました。
これが現在入手出来る布タイプのハンガーストラップです。
ゴム製に比べれば倍以上の金額しますが 1950 年代、1960 年代のフェラーリであれば妥協する必要ありません。
絶対にこちらを使用したいところです。
ちなみにマフラー用としても使用出来ますし、実はランボルギーニ ミウラも同じ物使えます(笑)
2023/11/01
フェラーリ Dino 246GT 用として取り寄せましたイグニッションコンタクトスイッチです。
何処に付いてるかと言うと・・・
イグニッションキーシリンダーの裏側です。
そもそもココだけの部品供給はありませんでしたのでアッセンブリしか入手出来ませんでしたが、現在はスイッチのみ出ます。
むしろ今度は逆にアッセンブリの入手が困難ですので。
Dino 246GT 専用品ではなく、1970 年代から 1990 年代くらいまでのフェラーリの多くのモデルに使用されています。
高価で入手困難なアッセンブリ探す前に、一度このスイッチを疑ってみて下さい(笑)
2023/08/10
過去に何度かご紹介しましたアルミ製のフューエルポンプトップカバーです。
今回はフェラーリ 550 マラネロ用にご注文頂き取り寄せましたが、もう 1 セット当社在庫分も追加しておきました。
純正品は樹脂で出来ており経年劣化でクラックが入り燃料漏れのトラブルが生じます。
このアルミ製は純正品では供給されなかった「対策品」として海外で出ている商品になります。
フェラーリ 512TR、F512M、550 マラネロ、550 バルケッタ、456GT/GTA、456MGT/MGTA に使用可能です。
さて、明日 11 日から 17 日までお盆休みを頂きます。
18日より通常営業致します。
お休み中は大変ご迷惑をお掛け致しますが宜しくお願い致します。
2023/06/05
久しぶりにフェラーリ 456GT 用の AC コンプレッサーのオーバーホールをご用命頂きました。ありがとうございました。
製造メーカーは SANDEN 製で SD7H15 ですので多分初期の方に供給されたものでしょうか。
確か 456 は他にデルファイもあった記憶です。
いつものように現品お預かりして電装屋さんで検査し費用と納期の連絡をもらいます。
今回は内部が焼けてしまっていたようですが問題なく修理し完成です。
新品も出ないことはないと思いますが・・・金額聞いたらきっとため息しか出ないと思いますよ。
オーバーホール出来るのならオーバーホールの方が現実的です。
当社がお付き合いさせて頂いております国内の電装屋さんはフェラーリのコンプレッサーだからと言って金額が高くなることはもちろんございませんので(笑)
2023/04/06
フェラーリ Dino 246GT 用のクーリングファンモーターを取り寄せました。
と言っても当時のオリジナルは既に生産終了になっておりますので社外品です。
社外品でも当社は出来るだけ当時の形状に似たものを優先して取り扱っております。
こちらもオリジナルの LUCAS 製に似たタイプです。
Dino に限らず 1970 年代のフロント 12 気筒モデルや、308/BB なんかにも使用出来ます。
ちなみにオリジナルはこちら(Dino 用ではないですが)
比べてみても違和感ないでしょ?
もう一手間かけてボディをシルバーに塗装して取り付けると更に GOOD です。
何故か 3 枚羽根のブレードも 1 個だけ在庫あります。
308 用かな?
2023/03/20
今日は色々な所から取り寄せているウェザーストリップ(ラバーシール)をチェックして分けています。
こちらが思っていた形状かなどのチェックです。
ゴム類も最近は到着して確認するまでは気が抜けません。
以前は間違いなかった形状やサイズだったのに同じ品番で注文しても到着すると全然違う形状の物に変更されていたりと・・・
フェラーリもランボルギーニもマセラティも 1970 年代頃までは同じような形状のラバーシールを使っている場合多いのですが、案外取り寄せてみると以前とは違っていてまた新たに探すことになったりとなかなかスムーズにいきません。
今回も何点かは形状変わっていて使えませんのでまた他でチャレンジです。
今週、来週もまた他で注文した分が届きますのでチェックして良さそうな物だけ納品します。
使えない物の方が多かったりもします(笑)
1メールのラバーシールだけでも数本色々な所から取ってみないと分からないなんてことはザラにあります。
意外と割に合わないアナログ的なこと今でもしてます。
2023/03/09
誰に頼まれた訳でもなく、今日もひたすらプラグコードの文字消しをしています(笑)
以前もブログでご紹介しましたが、イタリア製のプラグコード、残念ながら去年よりコードの材質がそれまでの PVC (塩ビ) からシリコン製に変更されてしまいました。
PVC ではなかった「7mm SILICONE Wire Wound」の文字が個人的には気に食わないので、特にキャブモデル用のプラグコードセットのみ”勝手”にこの文字を消してから納品しています。
欲を言えば新しくなったシリコンコードのちょっとダランとした柔らかさも気になるので当時の PVC のようなちょっと硬い感じがスキですがそこは残念ですが妥協しています。
イタリアの製造メーカーに自分の想いを伝えてみましたが・・・想い伝わらず(涙)
分からないのかな~このカッコ悪さ・・・
と言うことで「せめて」コードに印字されている文字だけでも消そうと毎回アホみたいにせっせと見える範囲は消してます。
正直この文字が残っていても性能には全く関係ないのですが、そこは毎回何回も言っている「雰囲気」に拘りたいからです、特にキャブ車は!!
この新しくなったシリコン製のプラグコード、一応クラシケも OK なのですが、個人的にはフェラーリ社に「NG!!」って言ってもらいたかった、そうすればイタリアの製造会社も何としてでも PVC 使っていたでしょうに。
まぁ日本の変態男が偉そうに製造会社にクレーム言ったところで聞いてはもらえませんけどね。
でも文字消しただけでもこの通り、どう?いいでしょ?
今後は PVC のコードのみ切り売りすることも考えてます。
そうすれば修理屋さんでコード作って取り付けてもらえますので!!
変態の独り言でした(笑)
2023/03/06
1970 年代中頃くらいまでのフェラーリ(キャブ車)に使用されていましたデスビのポイントです。
写真のように白色の配線の長さが違うポイントが各デスビに 1 個ずつ付きます。
シングルデスビなら写真のように配線が短いショートリードが 1 個と配線が長いロングリードが 1 個付きます。
ツインデスビなら 2 個ずつですね。
最近はこのポイントを使わないようにポイントレスにしたデスビになっているクラシックモデルも多いです。
当社ではポイントは常時在庫しておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
2023/03/02
入荷しては売り切れ、また入荷したら売り切れの連続が続いた排気温度アンプです。
また新たに 2 個だけ入荷しました。
フェラーリ F355 (M2.7/M5.2)、360 モデナ、456GT/GTA、456MGT/MGTA、550 マラネロ、575M マラネロに使用出来ます。
「SLOW DOWN」の警告灯が点灯したらまず疑ってみて下さい。
2023/02/08
フェラーリ 365GTB/4 デイトナ用に使用するボルテージレギュレーターを手に入れました。
オリジナルっぽいですけど現在入手出来る代替品になります。
オリジナルは確か RTT101 C のはず・・・かな?
でも見た目はほぼおなじですので OK です。
ちょっと高いけど・・・
最近は IC レギュレーターが入っている今時のオルタネーターに代わっている場合あるのでその場合はこのボルテージレギュレーターいりませんが、海外では空のボルテージレギュレーター付けてる人もいます。
見た目だけでもオリジナルっぽくする為に。
あとはダイナモに見えるオルタネーターとか。
そう言うの嫌いじゃないです。