2025/06/24
~ 一本のボルトに振り回された、ある日の出来事 ~
先日、ランボルギーニ ミウラのシリンダーヘッドスタッドボルトを一台分ご注文いただき、イタリアに部品を手配しました。
ミウラというクルマの希少性を考えると、この一台分の注文だけでもちょっとした緊張感があります。
数週間後、ようやく届いたパーツを検品していると…
「ん?なんだか違和感が…」
一本のスタッドボルトがどう見てもおかしい。
まさかと思い、目を凝らすと…
ネジ山が切ってない。片側だけ”ただの棒”です。
「イタリアあるある」発動
イタリアから届いた部品に”ヌケ”があるのは珍しいことではありません。(慣れました)
それでも、この精度が求められるエンジンの中核部品でこれはなかなかスリリング。
でもご安心を。こういう事態も想定内。
すぐにイタリア側に写真を添えて状況を説明し、交換リクエストを即対応。
今回はラッキーなことに、数日で正しい部品が発送され、少しだけお待ちいただきましたが、無事に納品完了しました。
国産車では”まず起きない”この世界
日本車しか触れてこなかった方には想像しにくいかもしれませんが、クラシック・イタリアンの世界では、こうした”芸術的なトラブル”がつきものです。
でも、だからこそ愛着が湧くというのも事実です。
「いつでも想定外を想定する」
長年この業界で、ありとあらゆる”事件”に対応してきたおかげで、免疫は十分。
むしろ、「さて、今回はどんなドラマが待っているか?」と楽しむ余裕すら出てきました(笑)
ミウラのような車に関わるからこそ、毎日がちょっとした冒険です。
次はどんなイタリアからの贈り物が届くのか、またお知らせしますね。
2025/06/13
ご注文頂いておりましたランボルギーニ ミウラ用のコンプリートピストンが無事に入荷しました。
今や〇億円の価値になってしまったミウラ・・・何十年か前までは日本国内にもある程度の数存在していたと思います。
今は何台残っているんだろう。
現在でもそんな貴重なミウラのパーツを扱えることに嬉しさを感じてます。
やはりこの年代のパーツを扱っている方が個人的には幸せです、まぁその分問題も多いですが(笑)
2025/05/20
フェラーリのシリンダーヘッドガスケットで有名なドイツの Elring 社から販売されているシリコンシーラント(液体ガスケット)が入荷しました。
ヨーロッパでのクラシックカー(特にイタリア車)の整備では定番の液体ガスケットです。
ポイントはこのガスケットの色が赤色だと言うことです!!
それがどうした?
昔はイタリア車の整備には赤色の液体ガスケットが使用されており、昔を知っている方であれば「お~っ!!」と思うでしょう。
例えばバルブカバーに使用すると、少しこの赤色のガスケットがバルブカバーとシリンダーヘッドの間からはみ出ます。
そのはみ出した赤色のガスケットとアルミやスチールのパーツとのバランスが何とも言えない美しさなんです(笑)
すみません、本当にマニアックな話なので。
当然性能/機能も全く問題ないです。
こちらの商品は当社 ネットショップ からご購入頂けます。
2025/04/08
ご注文頂き取り寄せましたランボルギーニ ミウラ用インテークバルブ 12本とエキゾーストバルブ 12本です。
まだまだ沢山のミウラパーツが入荷する予定です。
ある程度時間の掛かる作業ですので今後も追加は出そうです。
まぁとにかく何でもかんでも金額が高くなりました・・・
2025/02/14
さすがに 50 年も前のクラシックカーのパーツが何でも手に入る訳ではないです。
時にはオリジナルでないパーツで代用するしかない場合も・・・
最近よく販売するのが汎用タイプのパワーウィンドウモーターです。
下の画像の右側の四角いタイプがそれです。
比較している円柱タイプのモーターはミウラ用のヘッドライトリフティングモーターでオリジナルの DUCELLIER 製です。
パワーウィンドウモーターだけではなくヘッドライトリフティングモーターとしても合う物はあります。
先日はフェラーリ 365GT4/BB 用のパワーウィンドウモーターとして使用して頂きました。
特に問題は出てない様ですが、以前テスタロッサ用に使用した時はガラスの上がり下がりの動きが遅い?と言われたこともありました。
まぁとりあえず純正パーツが供給終了になっていますのである意味動くという分にはこれで代用出来そうです。
正直試してみないと分からないのですがご興味ございましたらご面倒でも メール にてお問い合わせ下さい。
2025/02/06
主にフェラーリ Dino 246GT 用とランボルギーニ ミウラ用として取り寄せましたフューエルフィラーキャップです。
当時物ではなく現在でも入手出来るリプロ品になります。
黒色(真ん中がゴールド)の方がミウラ用でシルバーっぽく見える方が Dino 246GT 用です。
シルバーっぽく見えるところは本来はクロメート(ゴールドっぽい色)なんですが、このリプロ品はクロメートではないんです・・・そこだけが残念・・・
まぁどちらにしてもクラシックモデルとしての雰囲気は保てるので OK です。
何万回も言いますがクラシックモデルの「雰囲気」は大事です(笑)
2025/01/28
しばらく入手が出来なかったランボルギーニ ミウラ用の PIRELLI タイヤが少量ですが再供給されました。
早速お客様からご注文を頂き取り寄せました。
もちろん 「CINTURATO CN12」です。
フロント側は 215/70 R15 98W Cinturato HS CN12 です。
そしてリア側は 255/60 R 15 102W Cinturato CN12 です。
今回は「2024年の第46週製造」でした。
海外在庫分が完売するとまたしばらく入手出来なくなります。
安くはないですがタイヤは消耗品ですので安全の為の投資はして下さい!!
・・・と言っても今の日本国内に何台ミウラが残っているのだろう・・・
2025/01/24
ランボルギーニ カウンタック 5000S、5000QV、アニバーサリーに使用可能な純正ハザードスイッチが入荷しました。
そのうち完全に供給がなくなるでしょう。
他のスイッチは既に生産終了になっているのもあるようですので。
とりあえず当社に1個だけ在庫はありますが、次回入荷は不明です。
ヤフオク にも出品しております。
2024/12/10
ランボルギーニ ディアブロ用のクラッチアイドルレバー
以前は確か 2 万円くらいだったかな。
それが今は 20 万円オーバー!!
ん~イタリアのランボルギーニはどんな価格設定をしてるんだろう?
この棒が 20 万円オーバーする理由が分かりません私には・・・汗
フェラーリに比べてもランボルギーニの価格設定は結構ヤバイの多い気がする今日この頃・・・
あくまでもランボルギーニのイタリア本社へのクレームと言うかメッセージです(笑)
国内のランボルギーニジャパンさんへの宣戦布告ではありません!!いつもありがとうございます!!
2024/11/28
探して探してようやく見つけました Vitaloni “TURBO” ドアミラーです。
ヤフオクなんかで比較的手に入りやすいのは “BABY TURBO” ですのでお間違いなく。
フェラーリ 328 やランボルギーニ カウンタックのドアミラーはこの TURBO ミラーです。
但しフェラーリやランボルギーニ用は電動です。
こちらは手動です。
今回は某クルマのドアミラーが根元でポキっと逝ってしまいましたので、この汎用タイプの根元を移植して修理しました。
まぁ電動タイプ探せばあるんですが 20 万円以上しますので・・・汗
この汎用タイプも昔に比べれば恐ろしく高くなりました・・・それに中々ないんです。
海外で探してもほとんどは一回り小さい Baby Turbo ばかりですので。