2026/03/05
フェラーリ F355 のオイルホース 4本と、F512M のオイルホース 3本を国内で修理してもらいました。
最近はこれらオイルホースの純正供給が終了していたり、供給があってもとんでもなく高かったりと・・・
こちらは F355 用の修理前の状態です。
そしてこちらが修理後の状態です。
パッと見は綺麗になった程度にしか見えませんが(笑)このホースの布カバーの下にあるメッシュホースたちが新品に変わっています。
そして重要なのはカシメです。
これらのホースは全てカシメも新しくなっています。
基本的には口金は再利用をしますので、まずはこの口金が再利用可能な物でないと修理が難しいです。
こちらは F512M 用の修理前の状態です。
そしてこちらが修理後の状態です。
費用に関しては現品を修理工場に送って検査してもらってからでないと正確な金額や納期はお答え出来ません。
大変ご面倒ですが、お問い合わせは メール かファックス (058-253-7572) にてお願い致します。
2026/02/25
事件です。
先日手持ちのオイルフィルターがなくなりそうでしたので補充のため海外に発注しました。
とにかく金額だけいつもと同じか確認して、「もうちょっと円高にならないもんかね~」と独り言言いながら発注しました。
数日後、早速海外からオイルフィルターが到着したのでいつも通り何も考えずに検品のため箱を開封すると・・・ん!?なぜ黒色?
数秒固まりましたね、なぜっ?て・・・
もう一回箱確認して、現品確認して・・・インボイス見てみて・・・間違いはなさそう。でもなぜ黒色?
そうなんです、今回取り寄せたフェラーリ 308/328/BB などに使用されている UFI 製の白色のオイルフィルター (品番は 191993) がなぜか白色から黒色に変わっていました。
写真左側の白色が今までのオイルフィルター、そして右側が今回到着した黒色のオイルフィルター。
UFI の品番 23 162 02 ももちろん同じ。
箱にはちゃんと「FERRARI」と印字されているし。
一瞬コピー品か?と思い供給元に聞いてみました。
すると現地の担当者も色が変わっていることを知らず、こちらからの問い合わせで初めて知った様子でした。
でも出どころは間違いなく正規の UFI の代理店からだそうです。
おまけに旧オイルフィルターは「MADE IN ITALY」だったのに、新オイルフィルターは「MADE IN CHINA」に変わっていました。
なんか妙に怒りを感じたので UFI FILTERS SpA の本社に問い合わせてみましたよ。これ本物か?って。
すると UFI 社からちゃんと返事がきまして、オイルフィルターは以前と同じで製造国が変わりましたと。
まぁ世の中ほとんどの製品が中国製なので今更ビックリはしませんが、フェラーリのパーツもとうとう中国製になっていくのかと時代を感じてしまいました。
確かに大企業の BOSCH とかでもドイツ製の製品は減り、ほとんどは東ヨーロッパ製ですしね。
品質も問題ないか聞きましたが、もちろん大丈夫と。
であればなぜ黒色にした?白色で作ればいいのに。そこは無回答でした。
旧オイルフィルターは頭の部分にフィルターレンチのカップがはまる段差(フルートって呼ぶのかな?)がありましたが、新しい黒色のオイルフィルターは段差なしのタイプ。
この辺もコスト削減なんでしょうか。
詳しい事情は分かりませんし、一人でごちゃごちゃ言っても変わる訳ではないのでそうそうに割り切って、旧オイルフィルター(白色)と新オイルフィルター(黒色)の2種類を選べれるようにしました。
ただ、残念なのことは白色は安価で入手出来ていたところはもう全て黒色に切り替わってしまいましたので高い金額の物しか手に入らなくなってしまいました。
365BB/512BB/512BBi は見えない所に付いていますので黒色でも問題ないでしょうが、308 や 328 などの V8 モデルはエンジンフード開けると思いっきり見えるところなので慣れるまではちょっと違和感ありますね。
クラシックフェラーリのオイルフィルターも数千円で買える時代は終了しました。
2026/02/10
今回フェラーリ 458 イタリアのステアリングの中の基盤をご注文頂き取り寄せました。
正直このパーツが正しい物かの検品すらできません・・・というか分かりません・・・
従来私が取り扱っている「クラシック」モデルのパーツの中にはこのような近未来?のパーツはあまり存在しませんので(笑)
最近多いフェラーリ Dino 246GTやランボルギーニ ミウラなどのパーツは見た瞬間に「あっ、これダメだわ」なんて感じるのですが、このような近未来のパーツは??なんです。
それよりも、最近は海外からの間違いが続いており頭が痛いです。
全然違う物が届いた、右を頼んだら左が届いた、左右頼んだら左が2枚届いた、見逃せないほどのキズが付いていた、凹んでいた、割れていた…こんなことは日常茶飯事。
何十年経っても、どれだけデジタル化されてもこの業界はまだまだアナログで人頼みなんです。
なのでほとんどがヒューマンエラー。
2026/01/14
スパークプラグのお問い合わせがあると結構「ん~」と悩むことがあります。
キャブ車であれば NGK の BP6ES や BP7ES 辺りのノーマルプラグで大丈夫なんですが、問題はインジェクション仕様になってからのモデル、それも 1990 年代頃まで。
例えばフェラーリ F355 であれば NGK の PMR7A、フェラーリ 360 モデナや F430 であれば PMR8B とほぼ決まっている分には問題ないのですが、328 や テスタロッサ、512TR とかになるとちょっと悩みます。
このメーカーの何番 (型番) でと言って頂けるのが一番分かり易くて簡単なんですが、スパークプラグとだけ言われても正直ノーマルプラグをご希望なのか?イリジウムをご希望なのか?熱価は?となります。
おまけにこれらのモデルの多くはプラグコードを永井電子のウルトラに変えていたり、他の社外品を使用していたりするケースが多く、プラグコードによってはプラグ先端のターミナルが一体型やネジ型と異なってきます。
従って、お問い合わせ頂く時にはこれらの情報を一緒に頂かないと判断が出来ないんです。
過去にもご注文頂いて納品したら、「合いません」と言われて細かくお聞きするとプラグコードが社外品に変わっておりプラグも既に違う物が使用されていました。
最近はお問い合わせ頂いても現品確認などをお願いして出来るだけ間違いをなくすように努力はしています。
現在使用しているプラグの情報頂くだけでも十分助けになりますので。
2025/10/09
フェラーリ 308GTB/GTS、308GTBi/GTSi、308QV には共通のフロントウィンカーレンズが使用されています。
ただし、同じ形状でも「色」のバリエーションが 3種類存在します。
・オールクリアー(透明)
・クリアー/オレンジ(アンバー)
・オールオレンジ(アンバー)
オールクリアーのレンズは、初期型の 308GTB(ファイバーボディ)に使用されているケースが多く、ヨーロッパ仕様車の多くはクリアーとオレンジのコンビネーションタイプ。
そして、オールオレンジは主にアメリカ仕様車で見られるパターンです。
現在入手できるものについて
当時物の純正レンズは非常に希少で、現在は「CARELLO」ロゴ入りのリプロ(レプリカ)品が主流です。
ただし、リプロ品の中にも品質に大きな差があり、レンズの透明度や成形精度が低いものも出回っているため注意が必要です。
そして、一番の悩みどころ…
以前から問題になっているのが、オレンジ部分の色の濃淡です。
左右で色合いが異なり、片側が濃くもう一方が薄い、といったケースが多発しています。
左右を並べてみると「ん~…」と感じてしまうことも多く、これはどうやら製造工程上の問題らしく、残念ながら今のところ改善される気配はありません。
実際、100セット取り寄せても「左右の色合いがしっくり合うペア」はごくわずか。
当社では現地でなるべく色味を確認したうえで、近いトーンの組み合わせを選んで発送してもらうようお願いしていますが、正直なところ、海外と日本の品質基準や感覚の違いもあり、完全に任せきりにはできません。
対処法として
一番確実なのは、国内で同じ色に再塗装していただくことです。
実際、修理工場の方などは「いつものこと」としてご自身で色を調整されていますが、初めてご購入される方からすると「なぜ?」と思われるのも当然です。
今後は私の方でも、事前にきちんとご説明するよう努めます。
ご迷惑をおかけしたお客様には改めてお詫び申し上げます。
今後の入荷について
今後も引き続き入荷予定はありますが、この「左右の色違い問題」が解消されているとは正直思えません…
ん~難しい…
2025/09/17
フェラーリを長く乗り続けていると、誰もが一度は直面するトラブルがあります。
それが「ラジエーターからの冷却水漏れ」。
特に F355 などに採用されている純正ラジエーターは樹脂タンク仕様。
熱と経年劣化によってタンクが割れ、気がつけばガレージの床にクーラントが広がっていた…そんな経験をお持ちのオーナー様も少なくありません。
日本製ラジエーターの強み
当社がお勧めするのは、国内の熟練職人が新規製作する真鍮タンク仕様ラジエーター。
・樹脂タンクの弱点を克服
→ 劣化で割れる心配なし。長期使用にも安心。
・オールアルミより強い耐久性
→ アルミはコア根付けの剥がれから漏れる事がありますが、銅コア+真鍮タンクならそのリスクを最小化。
・冷却効率をさらに強化
→ コア厚は純正よりも+7mm (車種にもよります)。より安定した冷却性能を発揮。
・外観は純正同等
→ 黒色の放熱塗料を使用。“純正らしさ”を損ないません。
もちろん、古いラジエーターをお送りいただく必要はありません。
新品での製作ですので、コア返却不要・加工不要のボルトオン装着が可能です。
対応モデル(一例)
・フェラーリ F355 用 左右ラジエーター
・フェラーリ 348 用 左右ラジエーター
・フェラーリ 360 モデナ 用 左右ラジエーター
・フェラーリ 512TR/F512M 用 左右ラジエーター
・フェラーリ 550 マラネロ 用 ラジエーター
基本は受注生産となりますので、金額・納期はぜひお問い合わせください。
その他のモデルもご相談を
上記以外の車種については、現品をお預かりしての修理対応も可能です。
もちろんフェラーリ以外のお車でも製作・修理を承ります。
「純正にこだわりたい」気持ちも分かります。
ですが、愛車を長く、そして安心して走らせるためには“アップデートされた対策部品”を選ぶのも一つの答えです。
大切なフェラーリを、末永く楽しむために――
ぜひ一度、日本製ラジエーターの実力を体感してみてください。
2025/07/18
先日、フェラーリ 308GTB用のエンジンメタル一式をご注文いただきました。
最近では、この**メインメタル(クランクメタル)**の価格がじわじわと上昇中…。
安価な社外品も確かに存在します。でも実は、過去に何度も“痛い目”にあってきたんです。
「安物買いの銭失い」とはまさにこのこと。
そんなわけで、ここ最近は信頼できる純正品を選ぶようにしています。
で、今回届いたメインメタルを見て、思わずニヤリ。
なぜなら…このロゴ、見覚えありませんか?
そう、「知る人ぞ知る」**Vandervell(ヴァンダーベル)**のマークなんです!
Vandervellとは?
「ヴァンダーベルって何?」という方のために少し解説を。
Vandervellは、もともとイタリアの老舗メタルメーカーで、現在はあのピストンで有名なMAHLEグループの一員となっています。
かつてフェラーリはこのVandervell製のメタルを好んで使っており、現在でもその信頼性は折り紙付きです。
メタルは“削られることで性能が守られる”の世界
エンジンの中で最も酷使されるパーツの一つがこのメタル類。
一度でも品質の悪いものを使うと、再度分解・交換という最悪のループに突入してしまいます。
だからこそ、多少高くても信頼できるものを初めから選ぶのが一番の節約だと思っています。
再整備の時間もコストも考えれば、良いメタル=安心への保険なんですよね。
クラシックフェラーリを大事に長く走らせたいなら、こういう部分こそ**「妥協しない」**ことが重要かもしれません。
次にあなたが手に取るメタルにも、あのマークがあるか…ぜひ探してみてください。
もし「このクルマに合うメタルあるかな?」というご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください!
結果的にはお得ですよね。
2025/07/09
今日もまた、ちょっとした“こだわり作業”をしておりました。
さて、これ何をしていると思いますか?
実は…シリコン製プラグコードに印字されている「SILICONE」などの文字をひたすら消しているのです。
「えっ、それって使うのに関係あるの?」と思われるかもしれません。
はい、機能的には全く問題ありません。
ただ、どうしてもあの印字が気になってしまうだけなんです(笑)
本来、1960〜70年代当時のクルマにはシリコン製のプラグコードなんて存在しておらず、すべてPVC(塩ビ)製でした。
ところが、現在ではクラシックモデル向けであっても、シリコンコードが“標準”のように使われてしまっているんです…。
この「現代的な質感」と「白々しい印字」が、どうしても許せない!(笑)
とはいえ、もはや当時のPVCコードは入手困難。性能的にも現行のシリコンコードに軍配が上がるので、それを使うしかありません。
せめて見た目だけでも当時風にということで、納品前に一本一本、印字を地道に拭き取っています。
お客様の中には「別に気にならないよ」という方もいらっしゃると思いますが、これは完全に私の自己満足。
でも、こういうところまでやってこそ、クラシックカーに向き合う「姿勢」だと思ってます。
それにしても、天下のイタリア人がこのあたりを気にしないのは、本当に不思議です(笑)
2025/07/02
今日ご紹介するのは、ちょっと懐かしいドアミラー…
そう、名前は「カリフォルニアン」。
この名前を聞いて「おっ、ヴィタローニのやつね」とピンとくる方、なかなか通ですね。
私も最初は「おっ!」と思いました。ですが、今回のこれはちょっと違います。
じつはコレ、「カリフォルニアンスタイル」。
そう、日本語で言えば「カリフォルニアン風」。
オリジナルのヴィタローニ製ではないんです。
…..なのに、ミラーにはしっかり
**「Californian by Vitaloni」**のステッカーがペタリ(笑)
ツッコミどころはありますが、なんだか憎めません。
質感も本家とはちょっと違って、オリジナルがザラっとした梨地仕上げなのに対し、こちらはツルンと滑らかなボディ。
素材感で分かる人には「あ、これレプリカね」と伝わる感じです。
このミラー、じつは海外で入手できる1980年代スタイルのレプリカ品。
今となっては本物のカリフォルニアンはなかなかお目にかかれませんから、「雰囲気重視でいいから付けたい!」という方には、なかなか良い選択肢だと思います。
「本物じゃないけど、ちゃんと”あの時代の空気感”はある」
そんなドアミラー、いかがでしょうか。
こちらの商品は当社通販サイトからでもご購入頂けます。
2025/06/02
フェラーリ 308 等のウォーターポンプボディの所に使用するユニオンの在庫ございます。
結構ゴテゴテになってしまっている車多いです。
308 (キャブ車) のカタログでみると 8番と 24 番ですね。
結構お問い合わせ多いのでいつも在庫しております。
シリンダーヘッド横に付くユニオン (カタログだと 11 番) も一緒に在庫しております。
サイズが異なりますのでご注意下さい。