2016/02/10
以前弊社からご購入頂いたアバルトのインテークマニホールドとオイルパンを使用して組み上げたエンジンが完成したとのことで見てきました。
ちなみに下の画像が弊社から購入頂いたインマニとオイルパン、結果的に言うと加工なくして簡単には付かなかった!!とのことです。
このエンジン、フィアット 850 用のブロックとヘッドに正回転用のデスビ、オイルポンプとアバルトのハイカムを搭載、ウェーバー 40DCOE のサイドドラフト仕様です。
何故正回転にするかというと、実はこのエンジンはアバルト 750GT ダブルバブルに搭載予定だからです。
オーナーさんとの話の結果、もともと搭載されていたオリジナルの 750 のアバルトエンジンはそのまま保管して新たにアバルトエンジンを作り搭載するという計画なのですが、何故アウトビアンキ A112 用のエンジン(正回転)を選ばずに 850 (逆回転)を選んだかと言うと・・・
社長の M さんによればアウトビアンキのエンジンだと逆に 750 の足回りがついてこれないだろうとの見解、そこで 850 ベースのエンジンでも十分楽しめるだけのポテンシャルは発揮出来るだろうとの判断で今回 850 ベースのエンジンに 750 のミッション(正回転)を組み合わせるという計画になったそうです。
もちろんクランクシャフトやピストン関係も徹底的にバランス取りしてあります。
750 のミッションを使用するので自然とエンジンも正回転が必要です。
850 ベースのボディにアウトビアンキ A112 のエンジンを逆回転に改造して搭載している個体は見かけますが、逆回転のエンジンを正回転に「逆に」改造するのも珍しいかも。
イタリアの某アバルトショップにこの計画を説明すると「日本人では経験がないから出来ないだろう?」と言われました・・・そのことを M さんに伝えると「バカヤロ~笑」と。
そろそろ本格的にボディの作業も開始すると思いますので今から完成が楽しみです!!「日本人なめんなよ!!」