2015/11/06
お客様からフェラーリ 328 用のフロントウィンカーレンズを左右ご注文頂きましたが、当時の純正品は既に生産終了となっておりますのでリプロ品を今回入手しました。
フェラーリからもリプロ品と思われるレンズが出ておりましたが金額が高いので他を探しました。
リプロレンズは元をたどれば同じ製造メーカーだと勝手に思い込んでおりましたので一番安い所から入手するのが自然と思いイギリスの某パーツショップから購入しました。
数日後右側が欠品しておりましたので先に左側のみ届いたのですが、レンズを確認して愕然としました・・・あまりにもクオリティが低すぎると・・・
それがこちら↓
仕上げ処理もしていない?ようなレベルで刻印もハッキリ見えません・・・
さすがにこのレベルの商品で代金を頂くことは私には出来ませんので、早速バックオーダーを入れてあった反対側のレンズはキャンセルしました。
もしかすると他で出ているレンズはもう少しクオリティが高いかもと期待して今度は某ドイツのパーツショップから購入しました。
このドイツの担当者は「当社の為だけに特別イタリアで製造された物だから他には卸していないから大丈夫」と自信満々!!
左右セットでしか購入出来ませんでしたが直ぐに送ってもらいました。
そして待つこと数日・・・届いた物はこちら↓
確かにクオリティはイギリスから購入した物よりも良かったのですが、やはり刻印はハッキリと読めないレベルで迷うところでした。
しかし残念ながらこのドイツのレンズには他に気に入らない箇所がありました・・・
右側のレンズですが何故かオレンジとクリアーの境目の間隔がかなり広いことです・・・
下の画像を見て頂けば一目瞭然です。下が標準ですので比較すると倍くらい間隔が開いています。
結果的にこちらも不採用となりました・・・
そして満を持して値段が高い純正品を購入することに・・・そして届いた物がこちら↓
えっ!?意外とイイじゃん!!
予想に反しクオリティは他のレンズに比べれば格段に良く、特に刻印はハッキリクッキリ出ています。
日本人感覚ですとまだまだ文句をつけたい箇所はありますが、まぁ十分でしょう。
結果的に全部で左側3個、右側2個を入手しましたがリプロ品(レプリカ品と呼ぶべきか・・・)は一件の製造メーカーで作られている訳ではないとい事が分かりましたし、安かろう悪かろうもまだまだありますという事も改めて勉強になりました。
インターネットが復旧して誰でも海外の通販サイトから簡単に安価でパーツが購入出来る時代になりましたが、今回のような事例は他にも沢山あります。
画像だけで判断すると痛い目に合うこともしばしば・・・今回も特に不良品と言う訳でもないので返品は受けてもらえません・・・従ってお客様に納品した分以外は当社の在庫(というかオブジェ)になります・・・