2023/05/26
お客様からご注文頂きランボルギーニ カウンタック 5000QV 用のエバポレーターをイタリアから取り寄せましたが・・・
どうやら装着されているエバポレーターと少し形状が違うのと、一番の問題はエキスパンションバルブを締め付けるナットの径が違いエキスパンションバルブが付かないというトラブル。
ん~どうするか。
写真右側が今まで付いていた物、左側が今回新たに取り寄せた物。
5000QV は途中からどうやらエバポレーターが変わっている様なので事前に車体番号で調べて適合する方を取り寄せましたがそもそもそれ自体正しい情報なのかも分かりません・・・特にランボルギーニは。
上の写真のようにエキスパンションバルブがつくパイプのナットが本来は M19 でないとダメなのに現品は M16 でした。
エキスパンションバルブに種類があるのか調べましたが種類はなくカウンタック LP400 からアニバまで一種類のみ。
本当はこんな感じで、見るだけでもナットの大きさの違いが分かります。
エキスパンションバルブあてがってみても付く感じしません。
さ~どうやって対処するか。
このトラブルが判明したのが金曜日の夕方だったのでとりあえずランボルギーに問い合わせてみましたが、現品の写真がいるとかなんとかでこれは時間掛かりそうな予感。
週末に万が一のことも考えてプランⒷ、プランⒸくらいまで対策考えました。
ランボルギーニはそもそも間違ったナットを取り付けていることすら知らないでしょうし、現行モデルのパーツならともかく、1980 年代のカウンタックのパーツの知識はほぼないでしょう。
ランボルギーニで正しい物に交換してもらうのがベストな方法でしょうが、そもそも正しい物があるのかも分かりませんし、パイプの向き等も違っているので本当にその品番が正しかったのかも不明。
全て解決するのに私の経験上・・・ランボルギーニでは解決できない!!と予想したのでプランⒷに変更しました。
国内の某業者さんに相談したところ「なんとかやってみましょう」とのことでしたので、新旧エバポレーターを送り、パイプの部分からごっそり移植してもらいました。
結果上手く移植出来、圧力試験もして頂きました。
問題ないとのことでしたのでエキスパンションバルブを取り付けてみて最終確認。
良かったです、二日で解決しました。
本当に助かりました、何十万円もするパーツでしたので何とかしないとゴミになってしまいますし、そもそもお客様にご迷惑をお掛けするだけです。
某専門業者様の技術のお陰で無事解決出来ました、いつもありがとうございます。
そしてお客様、大変ご迷惑をお掛け致しました。