2020/06/10
ヨーロッパから 1980 年フェラーリ 512BB (キャブ) の情報が入りました。
1976年~1981年に 929 台のみ生産されたキャブレター仕様です。
出来るだけ当社が拘って探すのは「どの程度オリジナリティが高いか」です。
世界中には色々な状態の 512BB が存在します、ピカピカにフルレストアされた個体、色々と改造された個体等々・・・その中でも個人的には「変な」改造や「変な」パーツが付けられていないオリジナルの度合いが高い個体を常に探しています。
それは必ずしもレストアしてある個体ではないです。
レストアと簡単に言うことは出来ますが本来のレストアの意味は「復元」ですのでお間違いなく、綺麗にするのがレストアではないです。
個人的にレストアとは可能な限りオリジナルのパーツを使用して当時(新車時)の姿に復元することだと思っています。
壊れてもいないオリジナルのパーツを不必要に交換する必要性も私は感じません。
仮に壊れたら「修理」をしてまた再利用する、修理不可能であればオリジナルのスペアパーツと交換する、オリジナルがなければオリジナルに近い物で代用するなどの順番があると思っています。
でもこの価値観はあくまでも私個人の価値観です、従って全ての方に私の価値観を押し付けるつもりもありません。
ただ世界中で「私も同感です」と感じて頂ける方が少なからずいると思いますし、その方には今回ご紹介する 512BB の良さもご理解頂けるかと思います。
私の中ではオリジナリティが高ければ金額も高いのは当たり前です。
当然クルマは「走る」「止まる」のは当たり前の前提でご紹介しております。
クルマ自体のオリジナリティ以外にも、この個体が新車時から現在まで歩んできた「歴史」もどの程度まで分かっているかも重要だと私は思っています。
この個体も当然 100% ではありませんが見る限りオリジナリティは高いです。
エンジン番号、ミッション番号、ボディ番号もマッチングしています。
エンジンは 2015 年に車から降ろされタイミングベルト類の交換等もされております。
新車当時から現在までのオーナーシップもハッキリしています。
残念なのは新型コロナウイルスの影響でヨーロッパに見に行くことが出来ない事です・・・
ご興味ございましたらメールにてお問い合わせ下さい。