V型12気筒

ブログ:US仕様からヨーロッパ仕様へ・・・

2014/10/04

昨日関西からわざわざお客様にお越し頂き現在進行中の「US仕様をヨーロッパ仕様へ」の作業状況を一緒に確認に某修理屋さんと鈑金屋さんへ行きました。

車はフェラーリ 365GTB/4 デイトナですが、もともとは US仕様です。

前オーナーさんがヨーロッパ仕様にある程度変更はされたようですが、どうもイマイチ中途半端で排気系(マフラー)などは全て US仕様のまま・・・

おまけにあちらこちらに今時の国産パーツが付いておりエンジンの調子もイマイチ・・・ってなことで少しずつオリジナルに戻していきながらヨーロッパ仕様に変更していこうという内容です。

とりあえずヨーロッパ仕様のタコ足、センターマフラー、リアマフラーを ANSA 製で揃え交換をしていきますが予想以上に US仕様とヨーロッパ仕様はフロアの作りからも異なり鈑金屋泣かせの作業になっています・・・

この車はパワステが装着されていましたがもちろん社外品・・・おまけに良く見てみると軽自動車用のパワステがタコ足の真上に・・・熱対策も施されていないので当然このパワステはご臨終でした・・・

オリジナルの重ステに戻すことも検討しましたが、まずオリジナルのステアリングシャフトがパワステ装着の為に切られてしまい修復不可能・・・現オーナーさんの意向もあり新たにデイトナ用として販売されております海外のパワステキットを取り寄せ装着予定です。

ラジエターも今時のラジエターと電動ファンが組み込まれておりオーバークーリーング状態・・・オリジナルの古いラジエターは残っているのか?分からない状態ですので今後検討します。

点火系も今時のプラグコードやイリジウムプラグが付いており、おまけにCDI が付いていたりと・・・これも全部オリジナルに近づけます・・・

細かな点ではオイルフィルターもやっぱりフロント V12 エンジンに相応しくオレンジ色の FRAM オイルフィルターへ交換予定、見栄えも重要です。

内装も今回はシートを張替え予定です。

お金も時間も掛かりますがテキパキやっていく予定です。

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こちらが海外から取り寄せたデイトナ用のパワステキットです。

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またご報告致しますがここで一言・・・「オリジナルパーツは残して下さい!!」