水平対向12気筒

KONI ショックアブソーバー

2024/03/29

こんにちは、高橋です。

たまに「ネクストワンさんって従業員何人いるんですか?」って聞かれますが・・・パーツに関しては私一人です(笑)

はい、一人なんで結構忙しいと他に手が回りません。

まぁ「変態」って呼ばれるくらい拘ってやってますので一人の方がやり易いです、同じような価値観の人そんなにいないと思いますし、他の方にそこまで期待するのは間違いですから。

と言うことで、今回はフェラーリ 512BB 用の復刻版ショックアブソーバーのお話です。

ここ数年クラシケを取得するクルマが多くなりましたが、マフラーとショクアブソーバーはお決まりなくらい社外品に交換されている場合が多いです。

今回の 512BB もそんな感じでした。

ただ今の時代、当時物の KONI 製のショックアブソーバーを手に入れるのは至難の業です。

そこはさすがにフェラーリ様も理解している様で、以前から「復刻版」の KONI 製ショックアブソーバーであれば OK になっています。

shock001

shock002

こちらが復刻版の前後ショックアブソーバーです。

512BB ですと、フロントは 2 本ですが、リアは 4 本使用します。

一緒にステッカーが 2 種類付属しますが・・・

shock003

このステッカーは使用しません。

512BB の年代にこれらのステッカーというかロゴは使用されていません。

写真上側の羽根のついた「CLASSIC」と書かれたステッカー、確かに 1940 年代から 1960 年代初め頃まではこのロゴだったと思います。

でも「CLASSIC」っておかしいですよね?現代から過去を見るから CLASSIC なだけであって、当時は新品でこのロゴ使ってましたから CLASSIC な訳ない。

下の KONI のロゴなんて明らかに現代風・・・

そこで当社では 1960 年代、1970 年代、1980 年代のモデル用にこのステッカーを製作しました。

shock004

よく見る逆三角形のロゴです。

512BB の年代であればこれが正解でしょう。

復刻版のショックアブソーバーでもやっぱりこのロゴ付いてた方が雰囲気は当時風になりますから。

ただ、最近あまり良くない話も聞きます・・・それはクラシケの基準が厳しくなり、復刻版のショックアブソーバーや ANSA マフラーも NG と言われる場合が実際にあるようです。

となると本当に当時物の純正品以外ダメということになりますが、それって本当に可能なの?

正直その時のクラシケの担当者次第と言う話は、日本だけではなく海外の方からも聞きます。

実際にクラシケ取得済の個体で突っ込みどころ満載な場合ありますから(笑)

まぁクラシケ取る取らないは別としても、せめて当時風に仕上げたいという希望は私個人的にはありますが。