フェラーリ

クラシックカーは Amazon ではない

2026/05/27

クラシックフェラーリ、クラシックランボルギーニ、クラシックマセラティ、その他クラシックイタリアンカーの部品を探す仕事をしていると、ここ数年でかなり時代が変わってきたなと感じています。

以前よりも円安が進み、海外送料も高騰。さらにヨーロッパ現地での部品価格自体もかなり上がってきています。

フェラーリ純正部品も、「昔は普通に買えたのに…」という物が本当に増えてきました。

生産終了になっていたり、納期未定だったり、ようやく手に入れても以前とは仕様や生産国が変わっていることもあります。

もちろん機能的には問題ない場合も多いですが、クラシックカーの場合は単純に ”使えれば OK” という話でもありません。

例えば、ゴムホースの質感、ネジの雰囲気、マフラーの形状、オイルフィルターの見た目や色… こういう細かな部分でも、車全体の空気感はかなり変わります。

最近は現代車と同じような感覚で、「Amazon みたいに直ぐ届く」「検索すれば全部出てくる」と思われる方も増えてきました。

確かに今の時代は本当に便利です、私も Amazon はまぁまぁ利用してますので。

でもクラシックカーの部品探しは、実際にはそんなに簡単な世界ではありません。

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同じ車種でも年式や車体番号、仕様国で違ったり、過去の修理で別部品に変更されていたり、そもそもカタログ通りでなかったり、部品番号が存在しなかったりと。

そのため、たとえボルト1本探すだけでも、古い資料を確認したり、海外へ問い合わせたり、寸法を調べたり、写真で見比べたりと、思っている以上に時間と労力が掛かっています。

特にクラシックモデルは、” 個体差 ”との戦いであったり、謎解きだったりする部分もあります。(笑)

そのため、お問い合わせを頂く際は、出来るだけメールや FAX にてご連絡をお願いしております。

車種、年式、車体番号、アッセンブリ番号、現車/現品写真 などの情報を一緒に頂けると、確認作業がスムーズになります。

電話ですと、どうしても情報が限られてしまい、その場で正確なお返事をすることが出来ません。

商品の価格も高く、間違いをなくすためにもお時間を頂きながら確認を進める必要があるということをご理解頂けますと幸いです。

私も単純に「部品を売る」というよりは、「その車の雰囲気を出来るだけ壊さず、どう維持していくか」を大切にしながら日々部品を探しています。

便利な時代になったとはいえ、クラシックカーの世界は、まだまだ人の経験やネットワークに支えられている部分が大きいなと日々感じます。

でも、そういう少し不便なところも含めて、クラシックカーの面白さなのかもしれません。