2022/12/08
某 1960 年代のイタリア車に使用するシリンダーヘッドスタットボルト、ナット、ワッシャーがイタリアから到着しました。
もうオリジナルは手に入りませんのでブロック側のネジ径、ピッチ、長さなどをお客様と一緒に何度も相談しながら一番良さそうな物を探しました。
ナットももちろんドームナット。
以前これまた 1960 年代のイタリア車で「レストア済」という名目で販売されていた酷い状態の〇〇、これのヘッドスタットはその当時では絶対にありえない「トルクス」ヘッドスタッドが使用されていました。
ん~レストアって言葉、「復元」って意味なのでその当時存在しないトルクスは NG でしょう。
当然その時も関東の師匠と色々調べて/探して最後はちゃんとドームナットにしました。
何度も言いますが特に 1970 年代以前のクラシックカーは「雰囲気」大事だと私個人は強く思います!!
2022/11/29
日曜日は地元岐阜市で 3 年ぶりに「けやき祭り」が開催され、当社はニッサン TS サニー (B110) を展示しました。
半日だけのお祭りですが約 1300 人もの地域住民が来場し久しぶりのお祭りを楽しみました。
実際に TS サニーには大人も子供も希望されればドライバーズシートに座り写真撮影が出来るようにしました。
前回のお祭りの時にもサニーを展示しましたが明らかに前回を上回る人でこちらも対応するのに精一杯でしたが、沢山の子供が喜んでくれたのは素直に嬉しかったです。
何度かエンジンを始動させる時間を作り本物のクラシックレーシングカーのエキゾーストノートを普段耳にすることのない方々が聞き、驚き、喜んでくれた顔は忘れません。
ガソリン車で排気ガスをまき散らして走る現代の進む道からは真逆なクルマですがそんなことはどうでもいいです(笑)
やっぱり私はキャブ車が、クラシックカーが好きです。
今回この TS サニーを見た子供が将来クラシックカーに関わる仕事がしたいと思ってくれれば今回参加した甲斐があります!!
2022/10/06
毎年 8 月にアメリカ、カリフォルニア州モントレーのラグナセカ(コークスクリューで有名なサーキット)で開催されるヒストリックレースのイベント、しばらく行っておりませんが昔の写真見ると恐ろしいくらいすごい車達が集まっています。
この時私は 30 代前半、クラシックカーは当然好きでしたが、まだまだ勉強不足でこの車達がどれほどすごいのかまだ少ししか分かってなかった時です。
私の言う「すごい」と言うのは金額ももちろんなんですが、やはり「ヒストリー」です。
ここに集まる車達は当時実際のレースに出ていた車がほとんどで何かしらのレースヒストリーを持ちます、レースヒストリーだけではなく当時の最先端技術だったり、ドライバーや車を作った人たちの人間ドラマ、変えられない事実があります。
このヒストリーを年を重ねていく内に興味を持ち、調べ、勉強してきましたので今では「すごい」と思えるのだと思います。
このフェラーリ 206S Dino にはオーナーさんが「せっかく遠い日本から来てくれたのだから座ってみな」と言って頂き、この大変貴重な一台に座らせてもらいました。
ただ何度も言いますがこの時私はまだ 30 代前半、興奮はしましたが本当のこの 206S の事を知らなかったです、今なら気絶するくらい興奮すると思います(笑)
当然このイベントは飾っておくイベントではなく、サーキットで思う存分疑似レースを堪能するイベントです。
走らせる側も見る側も満足出来る最高のイベントです。
当社の社長ももう 70 歳を過ぎています、来年は一緒にこのイベントを見に行きたいです。
でも社長は「ル・マンクラシック、グッドウッドリバイバルも行く予定だけど」・・・まだまだ元気で頑張ってください(笑)
2022/07/08
昨日は知り合いが独立して鈑金塗装屋さんをオープンすると言うことで打ち合わせも兼ねてお邪魔しました。
愛知県名古屋市港区神宮寺に本日 7 月 8 日からオープンします「Tsubasa Paint Factory」さんです。
代表 (一級金属塗装技能士) の弓削(ゆげ)さんはこの道 28 年、鈑金塗装一本でやってこられた職人さんで僕と同い年ですので話も良く合います(笑)
今では鈑金塗装屋さんも減ってきているそうです。
確かに現行車 (特に国産車) なんかは接着剤で止める箇所が多く溶接自体が不要だったり、既にペイントされたパネルが新品で供給されるので改めて塗装する必要もないそうです。
それでは若手も育ちませんね・・・特にクラシックカーの業界では今でも鈑金塗装は非常に重要なんですがなかなか引き受けてくれるところも少ないです。
当社の場合は海外から届くボディパーツが新品のくせにキズ付いていたり、凹んでいたりというのが「当たり前」なので修理/塗装は必要ですし、変態な自分は色々マニアックなパーツを作ったりしますがやはり塗装が必要な場合も多いのでこのように気が知れた鈑金塗装屋さんは今後も心強いです。
カスタムペイントも得意です、事務所や工場内に実際に塗装されている場所がありますのでお話だけでは分からない部分も目で見て感じること出来ます。
全塗装だけが鈑金塗装屋さんの仕事ではないですので困ったことがあれば一度ご相談してみて下さい。
鈑金塗装/カスタムペイント
Tsubasa Paint Factory
〒455-0834 愛知県名古屋市港区神宮寺一丁目513番地
Tel : 052-888-3567 Fax : 052-888-3549
2022/05/26
クラシックカーのパーツを扱っていると結構な確率で「メーカー生産/供給終了」にぶち当たります。
まぁそうでしょう。
今回も 1960 年代の某クラシックカーでピストンリングが手に入らないという事態になりました。
流石にちょちょいと作る訳にはいきません・・・そこでこんなことやってます(教えていいのかな?)
自動車諸元表!!
これでまず同じボアサイズの国産車を探していきます。
まぁまぁ地道に探していきます。
細かく調べていくと何件かに絞れてきますのでとりあえず 1 本のみ取り寄せてみます。
実際に現品確認しないと厚みなんかは分かりませんので。
そしてイチかバチかピストンに合わせてみます。
合わなければ合うまで繰り返します。
合わなかったピストンリングはどうするのか?もちろん返品なんか出来ませんので在庫です、多分一生出ないでしょうけど。
運よく合う物見つかればラッキーです。
でもこうでもしないとエンジン完成しませんので。
無いパーツは無いので何とかしないといけません、今回は解決策の方法のほんの一例です。
時間掛かったりする理由はこう事の積み重ねをしているからです。
調べて、到着を待って、試して、また調べて、到着を待って、試しての繰り返しです。
パーツ屋さんも修理屋さんも見えないところで結構頑張ってます(笑)
2022/05/11
クラシックカー専用の鉱物エンジンオイル「AGIP Novecento」、お客様から「オイル入れました!!」と写真頂きました、いつもありがとうございます。
今回はアルファロメオに 20W-50 をご使用頂きました。
最近も空冷ポルシェを何台かお持ちのオーナー様からもご注文頂き、「鉱物油がなかなかないから助かるよ」とお言葉を頂きました。
先日も 4 日間のラリーイベントに参加された戦前のアストンマーチンにもシングルグレードをご使用頂き無事完走されました。
少しずつですがご利用頂けていることに感謝です。
そして・・・コレは何ですか???
続く・・・(笑)
2022/03/31
今日はクラシックカー専用エンジンオイル AGIP Novecento のシングルグレード “40″ をご注文頂きました。
4 月 15 日に名古屋をスタートするラリーイベント「La Festa Primavera 2022」に参加される戦前モデルにご使用頂きます。
今年は 60 台くらいがエントリーされているようです。
詳しくはこちらをご覧ください。
季節は春です!!今年は少しでもイベントが開催されるとイイですね!!
2022/03/04
ん~素敵なデザイン!!無駄なくらいお金が掛かっている作り、こういうのが好きです個人的には。
Ducellier 製のパワーウィンドウスイッチが到着しました。
1960 年代の某クラシックカーに今回使用します。
本当に 70 年代の初め頃まではこのような飾っておいても良いくらいなパーツがたくさん使われています。
現代ではコストを考えたら企画の時点で却下でしょうね(笑)
こういうのを付けておくと「雰囲気」はバッチリです。
何回も言います、雰囲気、風合いは非常に重要です、クラシックカーには!!
2022/02/03
当社が日本正規輸入販売元でもありますイタリア「AGIP」社のクラシックカー専用エンジンオイル「AGIP Novecento」、只今期間限定でセールを行っております。
今回は 30 リッター缶のセールです!!
定価は 90,000 円(税込み 99,000 円)を 20% 引きのお得価格 72,000 円(税込み 79,200 円)で通常販売しておりますが、今回はそこから更に 10% 引きの 64,800 円(税込み 71,280 円)でご提供させて頂きます。
対象商品は 20W-50 の 30 リッター缶と 15W-50 の 30 リッター缶です。
最近は少しずつ認知もされ始め、AGIP 復活を喜んで頂いております。
化学合成ではなく「鉱物油」ですので、「鉱物の選択が少なく困っていた」や「クラシックカーにはやっぱり鉱物が良いよね」と様々な声をお聞きします。
30 リッター缶ですのでちょっと大きいですし量も少し多いですが、正直フェラーリなんかですと一台で 10 リッター以上使用する車種もありますし、複数台クラシックカーをご所有されておれば 30 リッター缶は非常にお得です。
おまけに使用後は飾りにもなります(結構空缶のお問い合わせも多いです・・・今は販売出来る空缶ないのですが・・・)
現在セール中の 4 リッター缶でも 1 リッターあたり 2,400 円(税込み 2,640 円)ですが、今回の 30 リッター缶セールですと・・・なんと 1 リッターあたり 2,160 円(税込み 2,376 円)と非常にお得です。
セール期間は 3 月 31 日までですが、数に限りがございますので期間中でも終了する場合ございます、ご希望の方はお早めに!!
こちらの通販サイトでご購入頂くこと可能です。
もちろん送料無料!!
業者様も業販致しますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
2021/11/29
土曜日、日曜日の 2 日間開催されたクラシックカーラリーのイベント「1st Route di Sagamihara」に AGIP Novecento のお店を出店致しました。
土曜日のスタート会場での出店でしたが予想以上に多くの方にお越し頂きました。
20 年以上のお付き合いがあるのになかなかお会い出来ずにいた方にも、ようやく、ようやくお会いすることが出来ました(笑)
他にも予定を変更してわざわざ会いに来てくださった方、「いつもブログ楽しみにしてますよ」と言ってくださる方、Facebook で相模原にいることを見てダッシュで会いに来てくださった方、「以前パーツでお世話になりました」と言ってくださった方等多くの方にお会い出来ました。
初めて AGIP が復活したことを知った方や、初めて当社ネクスト・ワンを知って頂いた方も多く本当にイベントに出店して良かったなと思いましたし、私個人にわざわざ会いに来て頂けたことに本当に喜び感謝しました。
SNS やメール、電話だけではなく実際に顔を見てお話出来るのは当たり前のことですが本当に良いことです、やはり「人」ですね。
本当にありがとうございました!!