2021/11/26
明日のクラシックカーラリーイベント「1st Route di Sagamihara」に向けての準備です。
まだ腰痛に悩まされていますので実はコルセットして作業しています・・・
明日は朝の 3時に出発予定です。
既に数人の方からご連絡がありわざわざ会いに来て頂けるとのことで非常に楽しみにしています!!
2021/11/24
11月27日、28日に相模原市の「アリオ橋本」をスタートするクラシックカーラリー「1st Route di Sagamihara」に当社が日本正規輸入販売元をしておりますクラシックカー専用エンジンオイル「AGIP Novecento」を出店致します。
場所は神奈川県相模原市緑区大山町1-22 にある複合商業施設「アリオ橋本」の駐車場です。
会場ではクラシックカー専用エンジンオイル「AGIP Novecento」の商品を販売を致しますのでお近くの方は是非会場に足を運んで下さい!!
「ブログ見てますよ!!」と言って頂ければ AGIP Novecento のグッズ差し上げますので!!
もちろん私、高橋も行きますが腰が痛いので働きません(笑)
2021/10/07
イタリアから「アバルト 1000TCR レプリカ」の情報が入りました。
写真がまだないのですが、一応イメージ的にはこの写真の様な感じです。
ちなみにこの写真のアバルトは以前私が個人的に所有していた 1000TCR レプリカです。もう売っちゃいましたが (涙)
今回イタリアから案内が来た個体は同じくベースはフィアット 600D です。
エンジンブロックはアウトビアンキ A112 の A1 ブロックに PBS の 8 ポートシリンダーヘッドが組み合わさっています。
WEBER 40 のツインキャブでおおよそ 120HP あります。
今では貴重な 5 速マニュアルミッション (ノンシンクロ) も搭載されています。
FIA 公認のガソリンタンク、ロールバー、アバルトタイプの計器類、FUSINA レーシングシート等・・・
FIA の HTP (ヒストリック テクニカル パスポート) を取得しておりますので国際的に開催されている FIA 主催のヒストリックレースに参加資格があります。
オリジナルのアバルト 1000TCR を購入しようとすると今では数千万円します・・・でも 1000 万円以内で「楽しく遊ぶ」というのであればレプリカでも全然アリです!!
私が所有していた 10 年位前は数百万円でレプリカを作ることが出来ましたが、今では夢の話・・・ベースのフィアット 600D だけでも数百万円しますし、5 速ミッションなんて 150 万円以上します。
エンジン作るだけでも PBS のシリンダーヘッドやらなんやらでパーツ代だけでも 100 万円はいきますね。
このイタリアの個体も日本に輸入すると 1000 万円まではしないと思いますが少しおつりが出るくらいです。
レプリカでもこんな時代になりました・・・
但しこれは今までの経験ですが海外にある個体、いくら現地の人達が「ベストコンディション」と言っても私たち日本人とは感覚の開きがあります。
今回ご紹介する個体でも多分国内で手を加える必要はあると思います。
ご興味ございましたらご面倒でもメールにてお問い合わせ下さい。
2021/07/20
お客様からの依頼でイギリスから取り寄せました AP Racing のクラッチディスクです。
フェラーリ用ではありません、ランボルギーニ用でもマセラティ用でもありません。
いったいどの車種に使用するんだろう?
結構独特な形状です。
一般公道用ではなさそうです、サーキット走行に使用するのかな?
まぁとりあえずこんなパーツもたまに取り寄せたりもしています(笑)
2021/07/12
パーツ供給のお手伝いをしていましたランボルギーニ エスパーダのエンジンとミッションのリビルトが無事完成したとの連絡をもらいました。
これからクルマに搭載して、火入れて、最終調整とテスト走行・・・まだまだ作業は続きますがとりあえずここまできました。
とにかく最初の状態が相当酷かったので師匠も大変苦労されたと思います、まずはお疲れ様でした。
私も何度も足を運んで作業を見てきましたが、想像以上に大変な仕事です。
仕上がりだけ見れば「綺麗」ですが、ここまで来るのに相当な労力と時間が掛かります、それはこのブログを読んでいる方の想像も超えていると思います。
一手間(ひとてま)以上かかっている個所も沢山ありますが、その辺は師匠の「拘り」の部分でもありますね。
正直一手間かけなくてもエンジン自体は完成しますし、ちゃんと動きます。でもそこで一手間加えることで「雰囲気」も違ってきますし、当時の状態に「復元」することが出来ます。
クラシックカーにはそこの部分に「価値」があると私個人は思いますが、なかなかその価値観を共有してもらえる訳でもないです(苦笑)
年式が古ければ古いほどパーツを揃えるだけでも相当な時間が掛かります。
スムーズに調達出来たとしても、最初の在庫確認から発注、到着まで最低でも 2 ~ 3 週間掛かります。
更にパーツは基本ポン付け出来ない物も多く加工したりする必要もあります。
更に更に追加が出ればまた時間は掛かります。
それだけでも数か月、半年は簡単に時間が経過していきます。
加工屋さんに出している期間、メッキ屋さんに出している期間、パーツを待っている期間、その間にもコツコツとパーツを洗浄したり、修理したり、細かな作業が膨大にあります。
この手の作業をされているメカニックさんには本当に感謝しますし、尊敬します。
40 年も 50 年も前のクラシックカーが現在でも元気に日本国内を走り回れるのはこのようなメカニックさん達のお陰です!!ありがとうございます!!
2021/07/10
1950 年代のランチア アッピア、いよいよ作業も終盤になりました。
エンジンやミッションはリビルトされ完成しています。
先日ラジエーターも完成して今月中には車にエンジン、ミッション搭載予定です。
ラジエーターは元々こんな感じでしたが・・・
こんなに綺麗にリビルトされました。
電動ファンも付け、ファンセンサーや温度センサーも付きました。
エンジンに火が入ったら細かな個所チェックして、私が数百キロテストする予定です。
ちょっと楽しみ(笑)
2021/07/01
ダイネターって何ですか?
ダイネーターはダイナモとオルタネーターが合体した発電機のことです。
どう言う事?
見た目はダイナモ、中身はオルタネーターという発電機で、クラシックカーに取り付けても雰囲気を損ねることはないです。
今回は 1930 年代の戦前モデル用にダイネーターを選択しました。
写真左側がオリジナルのダイナモ、右側がダイネーター
見た目ほとんど同じです。
若干の加工をしないと穴の位置が微妙に異なりますがそんなことは想定内。
真ん中のカムもほぼ同じです。
この新しいダイネーターをエンジンにガコンッと取り付けます。
戦前モデルですのでそもそもの取り付け方が 1970 年代くらいのクラシックカーとも異なります。
手でグルンとハンドルを回してエンジンをかけるのでシャフトとダイナモ、クランクシャフトは繋がっています。
ただこの個体は既にスターターが付いていて手動でエンジンをかける必要がないのでこのダイネーターに交換しても大丈夫なんです。
何度も言いますがクラシックカーで「雰囲気」は重要です。
戦前モデルに現代風のオルタネーター付けたらカッコ悪いでしょ?
このダイネーターなら見た目の雰囲気も変わりませんが、発電量はダイナモの頃とは比べ物になりませんのでイベントなんかに参加しても安心です。
2021/04/15
昨年はコロナの影響で中止になってしまいました「ラフェスタ プリマヴェラ」ですが今年は開催されます。
明日(金曜日)名古屋の熱田神宮をスタートしますが、今回このイベントに参加する 1950 年式 フィアット 1100S に当社が輸入販売元をしておりますイタリアのエンジンオイルメーカー「AGIP」社から販売されているクラシックカー専用エンジンオイル「AGIP Novecento」を使用して頂けることになりました、ありがとうございます。
今回はシングルグレードの「50」をチョイスしました。
現在ではマルチグレードが当たり前(例えば 20W-50)ですが、昔はシングルグレードがありました。
AGIP Novecento では「40」と「50」の 2 種類のシングルグレードがございます。
オーナー様からも「漏れやすい車両には 50 番は良い感じに硬いです」とご感想頂きました。
明日から過酷な 3日間のレースです。
土曜日は雨の様ですが(毎年一日は雨降りますね)完走目指して頑張って下さい!!
2021/03/04
「クラシックカー」と言っても公式な定義はなく人それぞれ思っている年代が違います。
私個人的な感覚では戦前がヴィンテージカー、60 年代/ 70 年代がクラシックカー、80 年代/ 90 年代がネオクラシックカー、2000 年以降は高年式/現行車って感じです。
当社は主にクラシックカーやクラシックカーのパーツをメインに取り扱っております、ってことはメインは 1960 年代、1970 年代です。
フェラーリのモデルで例えると 250/275/330/365 系のフロント V12 エンジン搭載車、Dino 206/246GT、Dino 308GT4、308GTB/GTS、365BB/512BB 等です、まぁ簡単に言うと「キャブ車」ですね。
あくまでも「メイン」がこれらキャブ車になりますが、当然のことながらインジェクション車の「ネオクラシックカー」のパーツも在庫ございますし、海外からも定期的に取り寄せております。
正直「苦手」なのは 2000 年代の個人的には高年式/現行車と呼んでいる F430、458 イタリア、カリフォルニア、612、599、F12 等です・・・これらのパーツの多くは国内定価が安く(というかリーズナブル)設定されている為、イタリアから取り寄せると高くついてしまう場合があります。結局当社も国内の正規ディーラーさん頼み的な部分もあるので正直この辺りの車種は正規ディーラーさんにお任せしております。
パーツによっては外販禁止になっている物もありますので、なおさら正規ディーラーさんでしか対応できない部分もありますので。
当社がどうしてクラシックカーをメインにしているかというと・・・単純にその年代がスキだからです(笑)
現代のモデルの個々のパーツが「美しい」と私は感じることがないです・・・製造メーカーなら当然ですが出来る限りコストを抑えた材料を使用し効率よく製造していますよね。
しかし 1960 年代や 1970 年代はいちいち凝った作りですし、デザインも素晴らしい、そのまま飾っておいても「美しい」と思ってしまいます。
カーボンよりもスチールや真鍮、アルミ素材に魅力を感じてしまいます(変態)
そんなお金が掛かったパーツが組み込まれたクラシックカーは正直エンジン始動して発進するまでにいくつかの「儀式」が必要になります。
エンジンキーを回してフューエルポンプが「カチカチカチカチ」とガソリンを供給する音を確認してエンジンを始動、しばらく暖気をしてようやく発進することが出来ます。
そう、面倒なんですクラシックカーに乗るのって。
でもその儀式のお陰で今日のクルマの調子が分かったりもします。
走ればガチャガチャ、シャーンって金属音がして、マフラーの音で話している声が聞こえなかったり、しばらくはゆっくりと丁寧にギアチャンジをする必要があったり・・・でもこれが車との一体感を感じるんですよね。
今日も 1979 年のフィアット 900T をベースにアバルト仕様にした「アバルト ミニバス」のオイル交換をしました。
オイルはもちろんクラシックカー専用オイル「AGIP Novecento」、エンジンオイルは 20W-50、ミッションオイルは 85W-140 を使用しました。
画像上側のボルトがオイルを注入するフィラーボルト、下側はオイルを抜くドレンボルトです。
まずはドレンボルトを緩めると勢いよく「ジャ~」と古いオイルが抜けてきます。
そして抜き終わったら今度は注射器のような道具を使って新しいオイルを注入します。
とにかく溢れ出てくるまで入れます。
溢れるまで注入したら OK、綺麗にしたフィラーボルトとドレンボルトをしっかりと締めて終了です。
エンジンオイルは画像撮り忘れました・・・がオイルパンのドレンボルトを緩めれば古いオイルが出てきます。
当然のことながら診断テスターなんか不要です。あとは実際に乗ってみて耳や鼻や体でクルマの状態を感じます。
今話題の AI ではアナログなクラシックカーは診断出来ませんし直せません、絶対に人の手と感覚が必要なんです。
このアバルトはイタリアから輸入しましたが訳あってエンジンを組み直しました。
エンジンも完成してここ数日で 150km 位テスト走行をしていますがエンジンは本当に快調!!以前とは比べ物にならないくらいです。
ミッションオイル入れてからも明らかにシフトチャンジのフィーリングは良くなりました。
現代のクルマと比較しても明らかにスピードは遅いですが、やっぱりクラシックカーっていいです(笑)自分でクルマを動かしてるって感じます。
色々な人の手を借りて今でも走り続けるクラシックカー!!電気自動車なんかに負けるもんか!!
2021/02/03
今日はフェラーリ 330GT 2+2 用にご注文頂きました AGIP オイル「AGIP NOVECENTO」20W-50 を出荷しました。
おおよそ 10 リッター入りますので 4 リッター缶 3 本になります。
まだまだ PR 不足で、おまけにコロナの影響で全国に行商に行けないのも痛いですがなんとか今出来ることを精一杯やるしかないです。
昨年もイベントにお邪魔すると「AGIP オイル復活したんだ~」、「AGIP のオイルってあるんですね~」など色々と声をかけて頂きます。
1980 年代~ 1990 年代の F1 世代には結構印象残っていますよね。私もその一人ですから(笑)
最近は業者様から 30 リッター缶をご注文頂いたりと少しずつですが浸透していっている感じはします。
フェラーリ限定ではないです、クラシックカーならイギリス車でもドイツ車でもフランス車でも日本車でも、もちろんフェラーリ以外のイタリア車でも大丈夫です。
業者様もお気軽にお問い合わせ下さい。