2019/09/04
当社でもなかなか手掛けることが少ないマセラティ ミストラルのパーツを取り寄せました。
1963年から1970年に掛けて生産された直 6 DOHC ツインプラグのエンジンが搭載された出会う機会が少ない一台ですね。
クーペが 828 台、スパイダーに限っては 125 台しか生産されてないらしいです。
今回は点火系のパーツが必要とのことで、デスビキャップ、デスビローター、プラグコードを手配しました。
デスビキャップ見ると 12 気筒かと思いますが、6 気筒のツインプラグなのでワイヤーも 12 本と言うことです。
さすがに当時物は手に入りませんのでリプロ品になります。
プラグコードも「CAVIS」の文字が入っている所は素直に嬉しいです。
このクルマも調子が悪かったみたいですが、今回も私個人的に非常に信頼出来る方が整備されるのできっと本来の調子に戻ると思います。
2019/08/27
今日はランチア アッピア用のエンジンガスケットキットが入荷しました。
左側の四角いガスケットはヘッドガスケットです、排気量 1090cc 狭角 V 型4気筒 OHV という現代ではまず見ることのない珍しいエンジンタイプです。
1953 年モデルですので今から 66 年前のクルマです!!
こんなにも古いクラシックカーでも対応しております。
むしろ高年式/現行モデルの方が苦手かも(苦笑)
クラシックフェラーリ、クラシックランボルギーニ、クラシックマセラティのパーツ対応をしていると自然とクラシックフィアット、クラシックアルファ、クラシックランチア等にも繋がっていく部分があります。
ですのでイタリアン クラシックカー全般対応出来るようにはしております。
ただクラシックカーのパーツはそれなりの入手ルートの確保や知識、経験は必要になります。
パーツカタログやサービスマニュアルがあってないような時代ですので一つのパーツを調べるにも結構苦労します。
今回のアッピアのヘッドガスケットでもシリーズ 1、2、3 がありますが車体番号はシリーズ 1 でも、もしかすると過去にエンジンがシリーズ 2 に乗せ換えてあったりする可能性もあり簡単に判断出来ない部分も多いです。
過去に修理をされた方々が必ずしも全て純正オリジナルパーツを使用していた保証はないですので、お客様の意向でオリジナルに戻していくのであれば私自身も勉強しながら対応していきます、さすがに全てのクラシックカーに詳しい訳ではないですので!!
現在もアッピア以外に、フェラーリ デイトナ、Dino 246GT、250GT ルッソ、ランボルギーニ ミウラ、マセラティ ギブリ 4.7、マセラティ ミストラル、OSCA 1600GT 等のパーツ供給をお手伝いしておりますが調べたりするだけでも相当な時間とエネルギーが必要です。
それでも何とかパーツを用意してあげないと本当に可哀そうな状態のクラシックカーが多いので・・・
フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ以外でも フィアット、アルファ・ロメオ、ランチア、アバルト等のクラシックモデルのパーツでお困りの場合はご相談下さい、お手伝い出来る部分あるかもしれませんので!!
2019/06/10
マセラティ初代ギブリ用のオリジナルステアリングホイールが無事に到着しました。
製造メーカーはあまり聞き慣れないかもしれませんが F.I.V. というイタリアの会社です。ギブリ用は F.I.V. がオリジナル、決して NARDI や MOMO ではありません。
今回も悩みました・・正直オリジナルは高いので・・・海外では「レプリカ」品の情報もありましたが写真確認が出来ませんでした。
限りなくオリジナルに近いレプリカであれば価格的に考えてもレプリカでもいいのかな?と思いましたが、写真で確認出来ないとさすがにイチかバチかで購入する金額ではないと思いました。
お客様と相談して、リスク取ってレプリカ品を取り寄せて万が一満足出来ないデザインの場合、さらにオリジナル品を取り寄せるのに無駄にお金が掛かってしまいますしレプリカ品の返品も出来ませんので。
そこまでのリスク抱えるくらいであれば最初から間違いないオリジナルにした方がいいよね、ということで今回オリジナル品を手に入れることにしました。
オリジナル品は事前に写真確認済でしたし、販売してくれるショップも20年以上の取引があるところだったので安心でした。
いつの時代になってもどれだけ IT化が進んでも人と人との信頼/安心は昔から変わりません、特にクラシクカーやクラシックパーツを取り扱う場合はなおさらです。
2019/01/23
お客様からお預かりしましたフェラーリ 550 マラネロ用のエアコンコンプレッサーを国内でオーバーホールしました。
ブランドは HARRISON 製でしたが問題なくオーバーホール完了して戻ってきました。
新品を購入する手もありますが恐ろしいくらいのフェラーリ価格です。
日本国内でオーバーホール出来るのであれば私は新品購入するよりもオーバーホールをお勧めします。
オルタネーター、エアコンコンプレッサー、スターターモーターのオーバーホールが可能です。
但しクラシックカー用は部品供給ないものありますので一度ご相談下さい。
フェラーリ以外のメーカーの物でもお受けしますので!!
2019/01/17
最近 ANSA マフラーに関してのお問い合わせが多いのでちょっとご説明を。
クラシックフェラーリ用の ANSA マフラーは現在でも「復刻版」が供給されていますので入手は可能です(一部廃番)
問題は簡単に取り付け出来ない場合があるということです。
正直、相当な覚悟を持って作業をして頂かないと心が折れます・・・
写真は以前フェラーリ 365GTB/4 デイトナに ANSA マフラーを取り付けた時の写真です。
写真見て頂ければ分かりますが、角度が合わず、フランジ同士がそのままでは何ともなりません・・・
とにかく切ったり、伸ばしたり、角度調整したり etc etc と師匠には相当苦労を掛けました(涙)、それでも何とかなります(笑)
このデイトナの場合は、もともとクルマが US 仕様でしたが、オーナーさんの希望でヨーロッパ仕様のマフラーを取り付けることになりましたのでフロアや他の箇所も鈑金加工する必要があり通常よりも大変でしたが、ヨーロッパ仕様のクルマにヨーロッパ仕様のマフラーを取り付ける場合でも「ポン付け」はまず不可能だと思って下さい。
ただスムーズに取り付け出来る場合もあります。その時はただ「ラッキーだった」と思って頂ければいいです。
それでもやっぱりクラシックフェラーリには ANSA が GOOD です。
特にフロントエンジンのモデルやボクサーは大変でした・・・ヘタすると「材料を買ったと思った方がいいな」と言われることも・・・
マフラー自体も高額ですが、工賃もそれなりに掛かると思いますのでマフラー交換をお考えのオーナーさんや作業をされる修理屋さんはある程度覚悟しておいて下さい。
最悪の場合は当社がお手伝い致しますので(笑)
2018/11/20
フェラーリ、ランボルギーニに限らずキャブレターが装着されている車は必ず「キャブ調整」が必要になります。
キャブ調整・・・ご自身で出来る方は簡単なのかもしれませんが、正直素人が簡単に出来る技術ではないですね。
以前「キャブ調整ってマイナスドライバーをクルクル回すだけでしょ?それで何万も請求されるの?」と聞かれたことがあります(涙)
まぁ奥深くまで色々と書きたくはないのでこの辺までにしておきますが、昔に比べるとキャブレター関係のパーツの問い合わせは減りました。
餅は餅屋なので当社にそもそも問い合わせがないのは当たり前なんですが。
師匠はジェット類なども沢山用意しています、画像はほんの一部ですが、これでもまだまだ足りないそうです。
ウェーバーのパーツも入手難しくなった物多くなりました。
当然当社もキャブのオーバーホールは専門店に出します、でもキャブ調整はいつも師匠にお願いします。
もし本当にキャブの調子が悪くて助けてほしいという方がお見えでしたらお気軽にご相談下さい。当社が何かしらお手伝い出来ると思いますので!!
2018/10/06
今日はクラシック アルファロメオ用にご注文頂いていました MICHELIN タイヤが 8本到着しました。
今回は
165HR14 XAS
165HR15 XAS
のご注文でした。
ちゃんと製造年も 2018 年の第 19週で新しいですね。
クラシックカーのタイヤは海外では結構手に入るサイズありますのでなかなか国内で見つからない場合は一度お問い合わせ下さい。
MICHELIN、PIRELLI、AVON、DUNLOP RACING etc…
2018/10/04
久しぶりの更新です。
大丈夫です、元気ですから(笑)
さて、待ちに待った?マセラティ ビトルボ V6 用のコンプリートウォーターポンプが入手可能になりました。
残念ながら純正供給は終了してしまいましたが、海外のマニアックなショップが大量に作ったみたいです。
本当に助かります。
画像にはありませんが、ガスケットも付属しています。
最近ちょくちょくとビトルボ系パーツの依頼が増えてきました。
さすがにリーズナブルな金額で乗れるクラシックなイタ車がなくなってきたので、ついに80年代のビトルボ系も復活してくるか?と言ったとこです。
ただビトルボ系は国内に台数沢山あると思いますが、パーツ供給が結構厳しいです・・・
ですのでこのようにウォーターポンプ出てくるとちょっと安心します。
当社在庫分は完売しておりますが、取り寄せは可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
2018/08/09
最高品質と有名な英国のコノリーレザー
今回我が社がオリジナル性にこだわって手掛けた Ferrari Mondial 3.2 Cabriolet !!
レザーシートの修復のため、オリジナルで当初使用されていた革にこだわって手に入れたのが、この赤のコノリーレザー (Connolly Vaumol 3171) です。
今回、このレザーシートと同じレザーで車検証入れを Mondial のシート修復をお願いした Emilio さんにオーダーで作ってもらいました。
写真は Mondial 3.2 Cabriolet 用に同じ色で作ったものですが、
同じタイプの色違いをご用意しております。
4色各1つのみとなります。
色は下記写真の左上から時計回りに
各種 64,800 円(税込)
宅配便送料無料
お気軽にご連絡ください。(ヤフオクに出品中です)
2018/05/22
タイトル読むと異常?ってことかと思われますが・・・その通りです(笑)
このボルト、右側のシルバーの物は現在フェラーリから供給されているボルトです。
でも本来(当時)はクロメート処理されていて左側のボルトのような金色っぽい色でした。
おまけに頭に文字(アルファベットや数字)が浮き出ていましたが、現在供給されている物はシルバーのボルトの頭の様に何も文字はなくツルツル頭です。
だからと言ってボルト本来の機能がない訳ではないのですが、ここが変態の拘りで、どうせなら当時物に近いボルトを使おうと言うことでクロメート処理されていて頭に文字が浮き出ている物を国内で見つけました(と言っても師匠に情報もらいましたが)。
たかがボルト、されどボルトでエンジンなんかはこのボルト使うだけでも印象は結構違います。
海外のコンクールに出る超が付く高級クラシックカーはこのボルトの文字なんかの方向まで同じにして締め付けています。
さすがにここまでする必要ないでしょう?と思われる方はそれでいいのです!!でも世の中には「分かる!!」と言ってくださる変態仲間が少なからずいますので!!
まぁ欲を言うならこの下の写真のボルトのように「LOBO」って文字が浮き出てるボルトを揃えたいですね。
まだまだ拘りはありますよ!!またちょくちょくご案内しますね。