V型8気筒

フェラーリ 308GTS ANSA マフラーの取り付け

2023/07/21

先日お客様にご購入頂きましたフェラーリ 308GTS 用の ANSA マフラー (US/日本仕様)、師匠の工場で取り付けることになりましたのでお手伝いにいってきました。

たまには取り付けの手伝いをしに行かないと何処が合わないとか、何処をどう加工するのか分かりませんので・・・経験は必要です。

308 のマフラーでも簡単に付く訳ではないです、リアサスペンションのロアアームとドライブシャフトの間にパイプを上手くくぐらせて少し回転させて位置を合わせます。

とりあえずは触媒のフランジの位置と合うか仮組です。

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フランジのボルトも手が入り辛い箇所があるのでなかなか大変です。

問題なさそうなので今度はマフラーを吊り下げている左右のブラケットの位置を確認して本体を止めていきます。

ボルトを締めるのも工具が入らない箇所がありますので頭使って締めないとしっかり締まりません。

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とりあえず仮止めして今度は水平かどうかの確認です。

そのままボルト締めても斜めにマフラーが付いてしまいます。

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リフト下げて左右の位置を確認して水平にします。

ブラケットなどで角度の調整をして・・・問題なさそうなのでボルトを締めていきます。

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この個体にはオリジナルではないプレートが付けてありましたが、あまりにもお粗末な手作りパネル(ペラペラ)でしたのでこのプレートも作ることに。

厚みのあるアルミ板を切って、マフラーの出口の部分もカットして、グラインダーで削って、最後はヤスリで仕上げます。

このクソ暑い中、汗だくでアルミの粉まみれになりながらなんとか完成。

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リベットの穴もただ開けるだけではなくしっかりとバリも取りました。

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車体にあてがってみて(あてがうって方言?)・・・ん~イイ感じ。

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で黒色のチッピングコートで塗装して完成。

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簡単に書きましたが、まぁまぁ大変な作業です。

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いつもこうやって作業のお手伝いすると、修理屋さんって本当に大変だと感じます。

今回はまだほとんど加工なく取り付けが出来たのでラッキーでしたが、以前取り付けたデイトナ用のマフラーや、512BB のマフラーは結構大変でした。

みなさん作業をして下さる修理屋さんには感謝しましょう(笑)