V型8気筒

ラジエーターをオーバーホールしました

2021/03/09

フェラーリ モンディアル QV のオーナー様からご依頼を受けまして国内でラジエーターをオーバーホールしました。

オーバーホールする前の状態

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写真でも分かる通り、まぁまぁ酷い状態です。

これでは十分な冷却は出来ません。

ただモンディアル QV も今から 40 年近く前のモデルですので新品のラジエーターもそうそう簡単に出てきませんし仮に見つかっても相当な金額です。

このように状態が悪くても形が残っているならオーバーホールをするのがベストな選択と言えます。

オリジナルはプレートフィンと呼ばれるコアの形状ですが、ここを現行車に使用されているコルゲートコアと呼ばれるタイプに変更します。

オーバーホールと呼ぶよりはリビルトですね。

コルゲートコアに変更するだけでも放熱性はかなり良くなります。

必要以上にオーバーヒート対策なんてする必要ないです。オーバーヒートするのであればラジエーター以外の箇所も疑って下さい、ラジエーターの容量を大きくすれば解決する話ではない気がします。

そもそも日本の真夏に快適に乗れるように設計はされていません・・・無意味な負荷を掛けるだけなので私は「真夏にクラシックカーに乗るな!!」と言い続けています(笑)

そしてこれがオーバーホール(リビルト)後です。

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一歩ずつですが車が復活していきます、もう少しで本来のモンディアル QV に戻るはずです!!