クラシックカー

ランボルギーニ

ランボルギーニ エスパーダ エンジン完成

2021/07/12

パーツ供給のお手伝いをしていましたランボルギーニ エスパーダのエンジンとミッションのリビルトが無事完成したとの連絡をもらいました。

espada

 

これからクルマに搭載して、火入れて、最終調整とテスト走行・・・まだまだ作業は続きますがとりあえずここまできました。

とにかく最初の状態が相当酷かったので師匠も大変苦労されたと思います、まずはお疲れ様でした。

私も何度も足を運んで作業を見てきましたが、想像以上に大変な仕事です。

仕上がりだけ見れば「綺麗」ですが、ここまで来るのに相当な労力と時間が掛かります、それはこのブログを読んでいる方の想像も超えていると思います。

一手間(ひとてま)以上かかっている個所も沢山ありますが、その辺は師匠の「拘り」の部分でもありますね。

正直一手間かけなくてもエンジン自体は完成しますし、ちゃんと動きます。でもそこで一手間加えることで「雰囲気」も違ってきますし、当時の状態に「復元」することが出来ます。

クラシックカーにはそこの部分に「価値」があると私個人は思いますが、なかなかその価値観を共有してもらえる訳でもないです(苦笑)

年式が古ければ古いほどパーツを揃えるだけでも相当な時間が掛かります。

スムーズに調達出来たとしても、最初の在庫確認から発注、到着まで最低でも 2 ~ 3 週間掛かります。

更にパーツは基本ポン付け出来ない物も多く加工したりする必要もあります。

更に更に追加が出ればまた時間は掛かります。

それだけでも数か月、半年は簡単に時間が経過していきます。

加工屋さんに出している期間、メッキ屋さんに出している期間、パーツを待っている期間、その間にもコツコツとパーツを洗浄したり、修理したり、細かな作業が膨大にあります。

この手の作業をされているメカニックさんには本当に感謝しますし、尊敬します。

40 年も 50 年も前のクラシックカーが現在でも元気に日本国内を走り回れるのはこのようなメカニックさん達のお陰です!!ありがとうございます!!