水平対向12気筒

フェラーリ 365GT4/BB オイルホースを修理しました

2021/02/22

先日フェラーリ 365GT4/BB のオイルホースをお問い合わせ頂きましたが残念ながらパーツとしての供給は終了しておりましたので、今回は国内でホースの修理をしました。

BEFORE ↓

oilhose1

oilhose2

oilhose3

何十年と不動状態だったそうでゴムホースもカッチカチでした。

基本的に口金(フィッティング)部分は再利用になります。

AFTER ↓

oilhoseafter1

oilhoseafter2

oilhoseafter3

はい、生き返りました。

今度はモンディアル 3.2 のラジエーターを復活させる予定です。

 

 

フェラーリ 365GT4/BB 用エンジンガスケットキット

2021/02/10

お客様からフェラーリ 365GT4/BB 用のエンジンガスケットキットをご注文頂きました。

当社ではクラシックモデルのエンジンガスケットキットをご注文頂いた場合は、キットを注文せずガスケットやオイルシール、O リング類を一点ずつ注文して自分でキットにしています。

gasketkit

理由としてはキットが既に供給されていない場合があること、キットで注文しても入ってないパーツが割と多いこと、ゴム製のバルブシールを希望してもテフロン製しかないこと、ヘッドガスケットが Elring 製でない場合があること、等々です。

正直キットで注文すると到着するまで中身が完全に入っているか、ヘッドガスケットは何製かも分かりません・・・それから不足分を入手したり、Elring 製のヘッドガスケットを入手したりと二度手間や、余分に費用と時間が掛かります。

だったら初めから一点ずつ自分が満足出来る内容で揃えようというのが私個人の拘りです。

正直 O リングなんかは雑にまとめてドバっと入っているのでどこの箇所にどの O リングを使用するのかを特定するのも修理屋さんでは手間がかかる部分でした。

それも一点ずつ O リングを入手すれば品番もこちらで分かりますので小袋に品番書いて入れておけば無駄な時間も節約出来ますしね。

まぁ一点ずつ調べていくのは結構時間は掛かります、一台分のキットの内容を調べるだけでも数時間掛かりますし、実際に商品到着して検品して分けていくと半日は掛かりますね。

IT化されていく今の時代に逆行するような原始的な方法を今でもやっています(笑)

 

フェラーリ 365BB/512BB 用ヘッドガスケット

2021/01/16

フェラーリ 365GT4/BB、512BB、512BBi 用の純正ヘッドガスケットが入荷しました。

Elring 製です。

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Elring 製以外も一応手には入るのですがどうも社外品はイマイチなんです。

使用する修理屋さんでも「やっぱり Elring 製がいいな~」って言われる方も正直多いです。

当社ではリクエストがなければ基本的に Elring 製を取ります、ちょっと高いですが・・・でも安い社外品使用してまたエンジン降ろす羽目になるくらいなら初めから Elring 製使用しましょう。

車検証入れ(マニュアルポーチ)

2021/01/09

こんなの作ってみました。

以前コノリーレザーで作った車検証入れのアップグレード版です(笑)

跳ね馬エンブレムは本物のフェラーリ純正品を使用しました。

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車検証を入れる所も作ってあります。

もちろんオリジナルのオーナーズマニュアルも入ります。

本物のコノリーレザーを使用しましたのでクラシックフェラーリの室内と同じ匂いします(笑)分かる人には分かります。

ありがとうございます、完売致しました!!

フェラーリ 365GT4/BB 初期用ラジエーターサブタンク

2021/01/08

今日はフェラーリ 365GT4/BB の初期 (車体番号 17845 まで)に使用されているラジエーターサブタンクのご案内です。

フェラーリからは現在供給がありません(そのうち再供給されるのかは不明・・・)

実はこれ長期在庫されていた物でして、ちょっとそのままでは取り付けるのはどうかな?というレベルでしたので国内でオーバーホールをしてもらいました。

サビはほとんど出ていませんでしたので洗浄して、水圧テストして、再塗装をしてもらいました。

新品よりも綺麗です(笑)

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中も綺麗でしょ?

ラジエーターサブタンクのキャップ (0.9 BAR) もお付け致します。

とりあえず 1 点しか在庫ございませんし、他でも欠品しておりますので次回入荷予定はございません。

お問い合わせはご面倒でもメールでお願い致します。

 

フェラーリ F355/512TR/F512M 用ホイールボルト

2020/12/25

ホイールボルト 20本(一台分)が入荷しました。

このホイールボルトはフェラーリ F355 (M2.7/M5.2)、512TR、F512M に使用出来る物でフェラーリ純正品ではなく、イギリスの Hill Engineering 社製になります。

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何がビックリって、フェラーリ純正品のホイールボルトが 1 本 43,100 円(税別)もします!!もし一台分、20 本購入すると・・・862,000 円!!消費税入れると 948,200 円!!

過去に純正品購入した時はあまりにもお粗末なメッキだったので返品したこともあります。

それに比べてこの社外品は良く出来ています、もちろんメッキも!!

おまけに純正品のおおよそ 10 分の 1 で購入出来ます。

とりあえず 1 台分しか在庫ないですが、年が明ければ取り寄せは出来ますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

そうそうヤフオクに出品していますので売れてしまったらゴメンナサイ。

 

フェラーリ 512BB 用ホイールスピンナー

2020/12/24

まだまだ海外から発送済の荷物が到着します。

お客様からご注文を頂いておりましたフェラーリ 512BB 用のホイールスピンナーも到着です。

但しこちらは「当時物」ではなく、ワイヤーホイールで有名なイタリアのボラーニ社が販売しているスピンナーになります。

フェラーリにスピンナー注文するとこちらが送られてきますので(笑)

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当時物と比べると爪の長さや細さなんかも違います。

一番の違いはココ!!真ん中のお馬さん

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ボラーニのお馬さんは不細工です(涙)

ここもうちょっと何とかならなかったのかな~?っていつも思います。

まぁこのスピンナーでもクラシケは取得出来ますので。

 

そして年末年始のご案内です。

年内は 25 日(金曜日)まで通常営業致します。

26 日から年明け 1 月 5 日(火曜日)までお休み致します。

1 月 6 日(水曜日)から通常営業です。

フェラーリ用フューエルプンプガスケット色々

2020/11/27

1990 年代のフェラーリでは「あるある」な話なんですが、ガソリンタンクの中に入っているフューエルポンプを固定しているゴム製のガスケットが年々ボロボロになってしまうというトラブル。

ガソリンに浸っていますのでボロボロになっていずれはドロドロになっていきます・・・

ある意味「消耗品」だと思って定期的に交換していくしか今のところ方法はなさそうです・・・正直ガソリンに完全に対応出来るゴム製品は存在しないそうですので。

一応ガソリンにある程度対応出来、高温にも耐えれる素材で作っていると思いますが、それでもボロボロになってしまいます。

特に長い間動いていないクルマの場合、劣化は相当早いので 1 年位でダメになります。

そんなフューエルポンプガスケットですが、何種類かあります。

pumpgasket1

基本的にはフューエルポンプの外径の違い( 60 パイ、53 パイ、36 パイ)があります。

 

P/N : 126809 は外径が 60 パイのフューエルポンプに適合致します。

348、F355(M2.7 の場合、フューエルポンプが 1 個のタイプ)、512TR、モンディアル t、412 です。

126809a

 

P/N : 153188 (144232) は外径が 53 パイのフューエルポンプに適合致します。

348、F355(M2.7 の場合、フューエルポンプが 2 個付くタイプ)、F512M、456GT/GTA です。

153188a

 

P/N : 170511 は外径が 36 パイのフューエルポンプに適合致します。

550 マラネロ、550 バルケッタ、456MGT/MGTA です。

170511a

このように設定はされていますが、現在までにフューエルポンプを違う外径の物に交換されているケースも過去に何度かありましたので間違えをなくす為に現品確認を先にして頂いた方が良いですね。

348 は車体番号でも 60 パイのフューエルポンプが付いているのか 53 パイのフューエルポンプが付いているのか判断出来ませんので現品確認は必須です。

どのガスケットが適合するのかご心配の場合はフューエルポンプの BOSCH 番号教えて頂ければこちらで判断出来ますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

クラシックフェラーリ用タイヤバルブ

2020/10/21

タイヤのエアーバルブですが、とりあえず 2 種類揃えております。

写真左側はフェラーリ純正品のアルミ製のバルブ、そして右側は社外品のメタルバルブ。

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まぁどちらを選ぶかは好みだけです(笑)

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僕はメタルかな。

ランボルギーニ ミウラ用ブレーキパーツ

2020/09/03

お客様からご注文を頂きましたランボルギーニ ミウラ用の前後ブレーキパッドと前後キャリパーキットが到着です。

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キャリパーキットはこの頃 1960 年代は Ate 製ではなくガーリング製のキャリパーが多く使用されていたようです。

ミウラのキャリパーも前後共ガーリング製ですので、そのキャリパーに合ったシール類が必要です。

この頃はダンロップ製のキャリパーもありました。ダンロップって聞くとタイヤしか思いつかないかもしれませんが結構部品も作っていました。

 

今月中頃にようやく AGIP オイルの第 2 便が到着する予定ですので、実は先週から倉庫の整理をしております。

今回は 30 リッター缶が沢山到着しますのである程度のスペースを確保しておく必要があります。

倉庫には以前から「中古部品」が散乱しておりまして・・・汗

ようやく重い腰を上げて中古部品の整理をし始めました。

これら中古部品(中には新品も)は訳あって何年か前に大量に手に入れました、ただ品番がない物が多く、フェラーリパーツがほとんどだと思うのですが正直分からない物も多いんです。

写真はほんのほんの一部で多分この写真の 10 倍くらいはあると思います。

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ある程度までは長年の経験と記憶、蓄積された文字データ、2 万枚を超える写真データで判別は出来るのですが、一部は全く分からず多分鉄くずになる物もあると思います。

今後は少しずつ整理をして販売していこうと思います。

以外と貴重な物もあったりして。