2020/01/29
今日はイタリアで売りに出ている「1961 Abarth 1000 Bialbero Record Monza」のご紹介です。
言わずと知れた 1000cc DOHC エンジンを搭載したザガートボディのサソリです。
ロードカーも多い中、この個体は 1961 年にイタリアのモンツァサーキットで開催された「Coppa Ascari」と「Coppa Interuropa」のレースに出場していた個体です。
当時のドライバーは後に Abarth Simca 1300 や Ferrari 250GTO/250LM でレースに出ていた Oddone Sigala です。
モンツァで行われたレース以外にも数々のヒルクライム (Trento-Bondone, Trieste-Opicina, Stallavena-Boscochiesanuova etc) にも出場していました。
資料ももちろん残っています。
1985 年にレストアされた時にロード仕様へと変更されたようで、現在はレーシングカーというよりはロードカーになっています。
エンジンはリビルトされてからおおよそ 2000km 走行しておりエンジンブロックはもちろん “AH” ブロックです。
イタリアで登録されていますので、もちろん日本でもナンバー取得出来ますし、サーキット走行やヒルクライムのイベントにも参加出来ます。
小さなボディと 1000cc の小さなエンジンですが、一度エンジン音聞いてしまうと Abarth の虜になってしまいます(サソリの毒に犯されます)
私自身もサソリの毒に犯された一人です(笑)
この個体はイタリアにありますが、ご購入を希望される場合は当社が責任をもって日本に輸入しナンバーを取得してお渡し出来ます。
購入後のメンテナンスやパーツ供給もご安心下さい。
今後も1960年代から1970年代のロードカー&レーシングカーをメインに情報配信していく予定です。
一度っきりの人生、やりたいことに手が届きそうなのであればやってみましょう!!クラシックカーやクラシックレーシングカーで楽しい時間を過ごしてみましょう!!
お問い合わせは電話 (058-252-3503) または メールで。
2020/01/28
クラシックイタリアンカーに使用されているリア側のライセンスプレート(ナンバープレート)ライトが入荷しました。
今回は 2 種類、計 4 個入荷しました。
ナローカットとワイドカットです。
CARELLO 製ですが、当時物ではなくリプロ品になりますね。
アルファロメオ ジュリエッタ、ランチア アウレリア、フェラーリ Dino 246GT、マセラティ、ランボルギーニ、フィアット等々色々な車種に使用出来ます。
バルブ(電球)は付属しておりませんのでご注意下さい。
2019/12/14
来年から販売を開始する予定の AGIP NOVECENTO (ヴィンテージカー/クラシックカー専用オイル)の準備が着々と進んでいます。
近々ローマの Eni 本社から販売促進用のグッズも到着します。
来年早々には新しい販売促進用のグッズが出る予定なのでそちらも順次到着予定。
肝心なエンジンオイルとミッションオイルは一部来年早々に到着しますが本格的な量は春くらいかな。
まだまだ準備が出来るだけ早い段階にご案内出来ればと思います!!
2019/11/22
今週末に地元、岐阜県岐阜市で開催されるお祭りに当社の日産サニークーペ (TS 仕様) とアバルトミニバスを展示することになり、準備をしております。
先日近所の国産旧車を乗られている方が帰り道に当社の敷地内に止めてあったアバルトミニバスを発見し、勇気を出して?「ちょっと見せてもらえますか」と立ち寄って頂けました。
お話しすると以前から当社のことは気にはなっていたそうですがたまにフェラーリやランボルギーニが止まっており近寄るのが怖かった?そうです・・・涙
すみません・・・変な会社ではないんですがちょっと立ち寄り辛いオーラ出てるのかもしれません・・・反省
そんなこともあり、今回は地元のお祭りとあって普段お話しする機会が少ないご近所さんにも何をしている会社か知って頂くいい機会になりそうです。
サニークーペ (TS 仕様) は岐阜県警の白バイ隊の隣に展示し、自由に運転席に座ってもらうようにします。
エンジンも 2 回始動する予定です。
キャブレターを知らない世代の子供達や懐かしい~と感じる世代の方々まで普段中々見て、触って、エンジン音聞いて、オイルの焼けた匂いを嗅ぐ機会が少ないクラシックレーサーを十分に満喫してもらえれば大変嬉しいです。
アバルトミニバスでは手作り雑貨の販売車として今回使用することになりました。
見た目のインパクトはバッチリですのでこちらも「世の中にはこんな面白い車があるんだ~」と感じて頂ければ GOOD です。
もともとイベント好きの当社ですので今回も思いっきり楽しみたいと思います。
雨がちょっと心配・・・
2019/06/06
「ネクストワンさんはイタ車全般いけますよね?」とよく聞かれますが・・・すみません、高年式/現行モデルは苦手です。
例えばアルファ ロメオ、初代ジュリエッタ、ジュリア等の 105系、115系など、1950年代~1970年代頃までは大丈夫です!!
ということでたまにはアルファロメオパーツのご紹介です。
特別入手困難な訳でもないですこちらのラジエーターキャップは。
0.7 Bar のキャップですが、ポイントはこの赤色のステッカー!!
105系、115系 (1300cc – 2000cc) のモデルに適合するキャップです。
当時はこんな感じで赤色のステッカーがキャップに貼られていました。
確かにボンネット開けてパッとこのキャップが見えたら何かカッコイイでしょ?それだけです(笑)
お問い合わせお待ちしております。
2019/02/14
クラシックフィアットの某モデルに使用する予定で取り寄せました、WEBER 34DCS4 です。
新品が見つからなかったので一か八かイタリアから中古品を・・・イタリアでオーバーホールしてから送ってもらう選択もありましたが、今回は安心の日本でオーバーホールをすることにしました。
とにかく海外から「中古品」を取り寄せるのは本当に博打です。
日本人の感覚と外国人の感覚はかなり差がありますから。
今回も実際に日本でオーバーホールして問題なく使用可能という判断が出来て一安心です。
さもないとオブジェになるだけなので・・・涙
2019/01/17
最近 ANSA マフラーに関してのお問い合わせが多いのでちょっとご説明を。
クラシックフェラーリ用の ANSA マフラーは現在でも「復刻版」が供給されていますので入手は可能です(一部廃番)
問題は簡単に取り付け出来ない場合があるということです。
正直、相当な覚悟を持って作業をして頂かないと心が折れます・・・
写真は以前フェラーリ 365GTB/4 デイトナに ANSA マフラーを取り付けた時の写真です。
写真見て頂ければ分かりますが、角度が合わず、フランジ同士がそのままでは何ともなりません・・・
とにかく切ったり、伸ばしたり、角度調整したり etc etc と師匠には相当苦労を掛けました(涙)、それでも何とかなります(笑)
このデイトナの場合は、もともとクルマが US 仕様でしたが、オーナーさんの希望でヨーロッパ仕様のマフラーを取り付けることになりましたのでフロアや他の箇所も鈑金加工する必要があり通常よりも大変でしたが、ヨーロッパ仕様のクルマにヨーロッパ仕様のマフラーを取り付ける場合でも「ポン付け」はまず不可能だと思って下さい。
ただスムーズに取り付け出来る場合もあります。その時はただ「ラッキーだった」と思って頂ければいいです。
それでもやっぱりクラシックフェラーリには ANSA が GOOD です。
特にフロントエンジンのモデルやボクサーは大変でした・・・ヘタすると「材料を買ったと思った方がいいな」と言われることも・・・
マフラー自体も高額ですが、工賃もそれなりに掛かると思いますのでマフラー交換をお考えのオーナーさんや作業をされる修理屋さんはある程度覚悟しておいて下さい。
最悪の場合は当社がお手伝い致しますので(笑)
2018/12/26
今月の初めにお預かりしました 1954 ランチア アッピアの修理が完了しました。
オーナーさんが心配されていた箇所の原因も判明し元の「普通」のクルマに戻りました。
正直手を付け始めるとキリがないのでまずはオーナーさんがご希望された「普通に乗れるようにしてほしい」という目的で作業を進めました。
燃料系、点火系、ブレーキ関係をメインに点検/修理し最後にキャブ調整。
見違えるほど絶好調になり、450キロ自走で帰られました。
元々大衆車であったランチア アッピア、450キロノントラブルで走るはごく「普通」の事で当たり前のことです。
でも調子が悪いままでは普通に乗ることも出来ず恐る恐る乗るしかないです・・・でもこれで本来のクルマに戻ったわけですのでオーナーさんも大変喜ばれておりました。
今回も師匠にはお世話になりましたがオーナーさんに「感動」をお届け出来、私達も非常に嬉しいです!!
今年最後の仕事になりましたがこの仕事をやっていてよかったと思える素晴らしい締めくくりでした。
2018/12/20
題名の通り、見た目はダイナモだけど中身はオルタネーター!!という商品が入荷しました。
1960年代のアルファロメオ 750/101 系に使用出来ます。
ようするにオリジナルで装着されている BOSCH ? MARELLI ? のダイナモは確か 25Amp ですが、このオルタネーターを装着すれば 40Amp でおまけに見た目はオリジナルのダイナモの雰囲気のままということです。
重量もオリジナルのダイナモよりも 1.5kg 位軽量ですので草レース用にも最適です。
すでにオルタネーターに変更されている個体も多いとは思いますが、見た目も大事!!と思われる方にはお勧めできます!!
オリジナルのダイナモのままであれば、コントロールボックスは不要になりますがそのまま装着しておけば見た目はパーフェクト!!です。
ボルテージレギュレーター内蔵です。
一応製造メーカーからの適合表には下記のモデルに適合するそうです。
1960-1962 (1300cc) ジュリエッタスプリント/スパイダー/TI
1962-1965 (1600cc) ジュリアスプリント/スパイダー
1966-1969 (1300/1600/1750cc) ジュリアスパイダー
1964-1969 ジュリアスプリント GT/GTA/GTC/GTV/GT Junior
1962-1969 (1600cc) ジュリアスーパー
基本取り付けブラケットを製作する必要はないと思いますが、当時のままの個体も少ないと思います、メカニックさん、頑張って取り付けて下さい!!
2018/12/04
私が8月に書いたブログを読んで共感され、是非自分のクルマも普通に乗れるようにして下さいとのご用命を頂きました 1954 年式のランチア アッピアが師匠の工場に入庫しました。
メール頂いた直後に東京で開催されていたコッパディ東京にたまたま S 様もこられており、私と師匠とお会いし色々とお話しする機会がありました。
これも何かの「縁」ですね(笑)
とにかく数キロ走ると止まってしまうようでいつもドキドキしながら走っていたそうです・・・これでは走る楽しみどころか運転するのがストレスになりますね。
ただ、このアッピア、特別なレーシングカーでもなく普通の大衆車です。だから普通に走れて当然なんです。
パーツは当社がお手伝いし、修理は師匠のところで行います。
とりあえずは最低限の燃料系、点火系、キャブ調整を行ってまずは普通に走れる状態にまでするのが今回の目的です。
むやみやたらにエンジン降ろしてバラバラにしてもしょうがないですから。
でもきっと普通に乗れちゃいますから、それはそれで感動して頂けると思います!!