ランボルギーニ

エンジンフード/トランクフードオープナー

2020/09/24

ランボルギーニ カウンタック LP400 用にご注文頂きましたエンジンフード、トランクフードを開ける為のハンドル(オープナー)です。

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メッキのレバー 2 本の間にある丸い物はロックです。

今回はロック(カギも付属します)付きを手に入れました。

ロックが付かない物もありますが、ロックだけ外せるのでどちらでも大丈夫です。

それよりも手に入るか入らないかの方が重要ですので。

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ロックが解除されているとこんな風にレバーを引っ張れば「ガコンッ!!」とフードのロックが解除されフードが開きます。

キーでロックしているとこのレバーを引っ張ることが出来ません。

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一応防犯の為にロックがあるようですが、オープンカーではないので多分カウンタックには不要なものかもしれませんね。

ちなみにカウンタックシリーズ(LP400、LP400S、5000S、5000QV、アニバーサリー 25th)は全て同じ物が使用出来ます。

なんとフェラーリ Dino 308GT4 も同じ物が使われています。

さらに、今回はメッキのレバーの物を手に入れましたが黒色のレバーの物も存在します。

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でもやっぱり個人的には無駄にコストが掛かっているメッキレバーの方が好みです。

この頃まではレバーだけでもメッキして高級感出していますよね、こういう無駄な部分大好きです。

現代のクルマ作りではまず採用されないと思いますけど (笑)

 

ウォーターポンプをオーバーホールしました。

2020/09/19

お客様からご依頼頂きましたランボルギーニ カウンタック 5000QV のウォーターポンプをオーバーホールしました。

必要なパーツも全てイタリアから取り寄せております。

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メインのメカニカルシールは現在ではメーカー供給がない旧式のラバータイプを使用しました。

出来れば前後に付くワッシャーも変えておきたいですね。

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80 年代のウォーターポンプです、構造見ると「これは漏れるでしょ」って思いたくなる感じです (笑)

そこは腕の見せ所、上手く仕上げておきました。

 

ランボルギーニ エスパーダ エンジンパーツ

2020/09/14

ランボルギーニ エスパーダー シリーズ 1 用のエンジンパーツが徐々に入荷してきております。

espadaparts

ピストンは受注生産ですのでもう少しお待ち下さい。

エンジンガスケットキットやプラグコード等の点火系パーツもそろそろ到着する予定です。

まぁまぁ酷い状態のエンジンでしたのでこれから徹底的にやります。

 

ランボルギーニ カウンタック 5000S 用 オルタネーターをオーバーホールしました。

2020/09/08

お客様からご用命頂きましたオルタネーターのオーバーホールが完了しました。

今回はランボルギーニ カウンタック 5000S に使用されている BOSCH 製のオルタネーターです。

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今回はオルタネーター内部の一番肝心なローターコイルとステーターコイルの巻き直しもしました。

高速で回転するローターコイルによってステーターコイルに電圧が発生する構造ですが、ここがダメになってしまうと電線を巻き直さないといけません。

年々巻き直しをしてくれる職人さんが減ってきているようです・・・

その他ステーターコイルで発生した交流起電力を直流へ整流する役割のレクチファイヤー、電流を回転数に応じて制御するレギュレーターも交換します。

BOSCH 製であっても既に廃盤になっているパーツがありますのでその辺りはさすが専門店、独自ルートで確保してくれました。

コイルの巻き直しをするかしないかで金額は変わります。

検査をして巻き直しが必要と判断されれば当然ながら巻き直しをすることをお勧めします。

そのまま洗浄して再利用も出来ますが突然焼き付く可能性大ですので。

オルタネーター、A/C コンプレッサー、スターターモーターのオーバーホールをお考えの方はお気軽にお問い合わせ下さい。

どんな車種の物でも大丈夫です、但し最近の車の電装部品はオーバーホールするよりも新品購入の方が安い場合あるみたいですのでご注意下さい。

ランボルギーニ ミウラ用ブレーキパーツ

2020/09/03

お客様からご注文を頂きましたランボルギーニ ミウラ用の前後ブレーキパッドと前後キャリパーキットが到着です。

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キャリパーキットはこの頃 1960 年代は Ate 製ではなくガーリング製のキャリパーが多く使用されていたようです。

ミウラのキャリパーも前後共ガーリング製ですので、そのキャリパーに合ったシール類が必要です。

この頃はダンロップ製のキャリパーもありました。ダンロップって聞くとタイヤしか思いつかないかもしれませんが結構部品も作っていました。

 

今月中頃にようやく AGIP オイルの第 2 便が到着する予定ですので、実は先週から倉庫の整理をしております。

今回は 30 リッター缶が沢山到着しますのである程度のスペースを確保しておく必要があります。

倉庫には以前から「中古部品」が散乱しておりまして・・・汗

ようやく重い腰を上げて中古部品の整理をし始めました。

これら中古部品(中には新品も)は訳あって何年か前に大量に手に入れました、ただ品番がない物が多く、フェラーリパーツがほとんどだと思うのですが正直分からない物も多いんです。

写真はほんのほんの一部で多分この写真の 10 倍くらいはあると思います。

usedparts

ある程度までは長年の経験と記憶、蓄積された文字データ、2 万枚を超える写真データで判別は出来るのですが、一部は全く分からず多分鉄くずになる物もあると思います。

今後は少しずつ整理をして販売していこうと思います。

以外と貴重な物もあったりして。

ランボルギーニ カウンタック LP400 用コンプリートピストン

2020/08/17

連日危険な気温です・・・この辺りも 39℃ くらいあります。

34℃ くらいが「ちょっと涼しいね」と感じてしまうくらい狂っています・・・

 

写真のピストンは JE Pistons 製のランボルギーニ カウンタック LP400 用です。

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ミウラも同じピストンを使用していますので過去に何度か取り寄せたことあります。

今回もサイズをご指定頂き受注生産しました、納期はおおよそ 2 ~ 3 ヶ月くらいですね。

ピストンに関しては特別「オリジナル」に拘っていません。

ピストンは現代の技術で製作された物の方がバランスも精度も当時のオリジナルより格段に良くなっていると思います。

そんなピストンを使用してキッチリ調整すれば、当時の新車時よりも少しパワーアップしたエンジンになると思います。

そんなこともクラシックカーでは体感出来るのがイイ所でもあります。

現代のクルマではエンジン内部なんて触らせてもらえないでしょうから。

Ricambi Original

2020/07/27

イタリアのランボルギーニから届きました、黒い箱・・・

箱には「Ricambi Original」と書かれています、要するに「純正部品」

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中身は何かなぁ~

ジャジャーン!!

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はい、クラシックモデル(ミウラ等)のフロントフードに付くエンブレムです。

実はポロストリコが出来た頃から新しく再生産されていたのは聞いていたのですがちょっとチャレンジして手に入れてみようと思えなかったんです・・・

以前取り寄せた時にはあまりにも出来が悪くて壁に投げつけてやった代物でしたので(汗)

何年か前にポロストリコの責任者が来日された時にそのお粗末なエンブレムとオリジナルのエンブレムを持って会いに行きその場で比較して怒ってやりました(実際には怒ってはいませんけど)

とにかく再生産するなら再現するなら本気で作ってくれとは頼みました。

そんなことがあったのでちょっと金額的にも購入するのに迷っていました・・・でも一度自分の目で確かめておかないと今後お客様にはお勧め出来ませんので意を決して注文してみたということです。

正直商品見て「やれば出来るじゃん!!」って素直に思いました。

オリジナルと比較するとこんな感じです。

左側がオリジナル、右側が再生産品です。

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今回は「良く出来ました!!」という感想です(偉そうに・・・)

 

 

 

ランボルギーニ純正シリンダーヘッドナットレンチ

2020/07/22

今日はパーツではなく専用工具が入荷しました。

ランボルギーニ カウンタックのシリンダーヘッドナット用レンチです。

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ちゃんと「Lamborghini」の名前まで入っています。

オブジェにもなりますね~

Magneti Marelli 製 イグニッションコイル BAE202B

2020/07/06

久しぶりに手に入りました Magneti Marelli 製のイグニッションコイル BAE202B です。

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フェラーリ 365BB、512BB、512BBi、400i 等に使用されています。

ランボルギーニですと確かカウンタック 5000QV なんかも同じでしたね。

1980 年代に供給されていた「当時物」ではなく 10 数年前に少しの間だけ再生産されていた物ではないかと推測しますが正真正銘の Marelli 製です。

残念ながら金額はひっくり返る?位高いです。

オリジナリティを求める方には絶対必要な Marelli 製ですよね。

ありがとうございます、完売致しました!!

ランボルギーニ エスパーダ エンジンオーバーホール ②

2020/07/04

師匠の手によってバラバラに分解されたランボルギーニ エスパーダのエンジン、当然必要なパーツがあるのでとりあえず確認に行ってきました。

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まぁ言い出したらキリがないくらい悪いです・・・ライナーはキズだらけ、メタルは親子全滅、ヘッドボルトは折れ、あらゆる所にボンドが塗られ、それを隠すようにシルバーで塗装・・・バルブクリアランスが取れなかったのかバルブステムの頭が削られています。

フライホイールが割れて、何故か一か所はキャブレターのインシュレーターが行方不明・・・

クランクシャフトやシリンダーヘッド等は加工屋さんで計測してもらい、必要なサイズのメタルを選別し他のパーツもイタリアに注文します。

IN/EX バルブ、メタル、ピストンリング、バルブリフター、ヘッドナット、ガスケットキット、クラッチディスク、フライホイール、キャブインシュレーター等々・・・日本で製作する分はまた別です。

修理というよりは正しく組み直す感じでしょうか。特別な作業をする訳ではなく「本来」の姿に戻すだけです。

また手伝いに行ってきます。