2022/12/05
フェラーリ F40 のエキスパンションタンクをイタリアから取り寄せました。
他のパーツと一緒に送られてきましたが箱を開けた瞬間違和感を感じました・・・鉄のパーツがタンクの上に乗っかってる・・・
タンクは薄いプチプチで包まれていただけで逆に鉄のパーツはビニール袋に入っているだけ。
「あ”~」と思いながらプチプチを剥がしていくと・・・ほらね。
はい、キズまみれ。
ん~このままでも特に使用に問題はないのですが・・・やっぱりこのままでは納品出来ません。
イタリアに返品して新しい物と交換させるか?それとも国内で修正/塗装するか?
普通に考えればイタリアにクレーム言って新しい物に交換してもらうのでしょうが、何故か海外へ送り返す時はほぼこちらが送料を負担しますのでむしろ余分な経費掛かりますし、時間も掛かります。
下手すると新しいタンクを送ってくる時にも当社のアカウント使って送料着払いで送ってくる可能性もありますしね(苦笑)
と言うことで今回は国内でキズを綺麗に修正して再塗装してもらい納品しました。
まぁほとんどのミスやトラブルの原因は「ヒト」、ヒューマンエラーです(笑)
2022/11/08
お客様からご注文を頂きイタリアから取り寄せましたフェラーリ 360 モデナ用右リアナックルです。
もちろん 1970 年代、1980 年代のフェラーリ パーツばかりではなく 1990 年代やこの 360 モデナのように 2000 年代初め頃のパーツも多く取り扱っております。
正直 F355 や 360 モデナは生産台数も多く、当社が販売しているパーツの中でもこれらのモデルのパーツは案外割合多い方です。
ただ F430、458 イタリアやそれ以降になるとほぼ在庫しておりませんし、海外からパーツを取り寄せても国内定価より高くなる場合が多いので基本的には取り扱いは多くないです。
外販禁止のパーツも多いので是非正規ディーラーさんにお問い合わせ頂けますと助かります。
F355 や 360 モデナ辺りまではバリバリやりますので!!
2022/10/31
今日はフェラーリ Dino 246GT 用にご注文頂きましたコンプリートウォーターポンプがヨーロッパから到着しました。
見た感じ分かると思いますが当時物ではなくリプロ品です。
一応カタログ上では Dino 206GT、Dino 246GT Tipo-L が同じウォーターポンプで Dino 246GT Tipo-M/L が同じウォーターポンプになります。
今回は Dino 246GT Tipo-M/E 用になります。
ハウジングの形状少し違いますね。
何故「一応」と記載しているかと言うと Dino 206/246GT はシリーズが変わる前後で不思議な個体が多いからです。
例えば Tipo-M から Tipo-E に代わる頃の個体では Tipo-E に本来カタログ上では使用されていないはずの Tipo-M のパーツが使用されていたりしちゃうんです。
パーツが余ったから使用したのかは謎ですが(笑)
ですので特に Dino のパーツをお問い合わせ頂く時はとりあえず現在どのパーツが付いているかを確認して頂くこともあります。
エンジン載せ替えてある個体もありますし。
50 年も前に作られたクルマです、現在までに何かしらあっても不思議ではないですので。
2022/10/26
久しぶりに取り寄せました、フェラーリ Dino 246GT 用のデスビキャップ。
当時物の MARELLI 製ではなく現在入手出来るレプリカ品です。
オリジナルは色も違いますね。
まぁこのレプリカ品でも使用には全く問題ないのですが「クラシケ」取得しよう!と思うと厳しいかもしれませんね・・・
クラシケも結構曖昧な感じですので案外何も指摘されなかったりして(笑)
2022/10/21
5 月のミウラ用ピストンに続いて今回は 400GT 2+2 用のピストンを取り寄せました。
と言っても 400GT 2+2 用のピストンはミウラと同じなんです。
現在 400GT 2+2 のパーツ供給を 2 台掛け持ちでやってますのでごちゃ混ぜにならないように気を付けてます。
おまけにミウラとカウンタック LP400 とマセラティ ギブリとフェラーリ 250GT Berlinetta Lusso と Dino 246GT と 1960 年代、1970 年代モデルのパーツ供給が重なってますので探したりするのも結構大変なんです。
当然のことながら簡単に入手出来るパーツは少なく、おまけに現在装着されているパーツがオリジナルかも事前に聞いておかないと後で問題になる場合もあります。
今回も Dino 246GT のワイパーブレードをお問い合わせ頂いておりますが正直ワイパーは違う物が付いてる場合多いです。
ブレードは差し込みタイプのアームが付いている前提で探しますが、稀に U 字フックのタイプに改造されていたり、さらにはまぁまぁ酷い改造されてることもありますので事前に現品の写真頂いたりしてます。
クラシックカーのパーツは探している時間が一番長いです・・・調べものやったり探したりする作業で一日終わる時もあります(笑)
2022/10/20
久しぶりに入手出来ました MARELLI 製のイグニッションコイル AEI 600A です。
328GTB/GTS、前期のテスタロッサ用になります、フェラーリ品番ですと 124273 です。
MARELLI からの供給は終了しておりますのでフェラーリに注文を入れると違うブランドのコイルが届きますがもちろん使用には問題ないです。
今回はイタリアで見つけて取り寄せましたが、全くノーマークの自動車メーカー専門店にありました、それも新品で。
ただでさえ超円安で輸入品には痛い状況です、おまけに原油高の影響で海外送料も相当高くなりました・・・が今回は奇跡的に安価で入手出来たのでお客様にも良心的な金額でご提供出来ました。
はい、既に売れてしまっておりますので当社在庫品ではございません・・・申し訳ございません。
このブログを書いている最中にも円安が進み 1 ドル 150 円を突破しました、当社はアメリカから商品を輸入をすることはそんなに多くないのですが、ユーロやポンドも今年の初めからは 15 円~ 20 円くらい円安になっていますので同じく痛いです。
とにかくスピードが速いので何度為替を見直しても追いつきません・・・しばらくは地獄ですね。
2022/10/03
久しぶりに腹が立ったお話です。
アメリカの某ショップからとっても小さなナットやスイッチノブを取り寄せました。
1960 年代や 1970 年代のフェラーリパーツを取り扱っているとなにかとその辺では手に入らない物が多く、少量でも海外から取らないといけない場合が多いです。
ホームページで商品の写真を見る限り、とてもクオリティが高そうな感じで、記載されている内容読んでもなかなか手が込んでる感じがしました。
すこし費用は掛かるが仕方がないと思い注文・・・
ただ後からメールで添付されていたインボイスを見て目玉が飛び出ました。
送料 $179.27 !!
今の為替レートで単純計算してもおおよそ 26,000 円 !!
後日梱包されてきたのはスマホくらいの大きさの小さな箱・・・
この箱の大きさで重量は当然 1kg もない、それで $179.27 ??
まぁまぁ腹立ちながら開封、注文したパーツ見て投げ捨ててやりましたよ。
なんじゃこのクオリティ !?
明らかにホームページで紹介されている写真の物とはかけ離れていて、おまけに 1 つは最終処理を忘れてある・・・
4 万円ドブに捨てました・・・
ここまでのことはあまりないにしても、まぁまぁ残念な商品は今でも多いです。
だから自分で作る羽目になるんです(苦笑)
2022/09/30
BENDIX 製のクラッチマスターシリンダー入荷しております。
テスタロッサだけでなく、348、F355、モンディアル t、550 マラネロ、456GT/GTA、512TR、F512M にも使用出来ます。
そう言えばまた BENDIX タイプのフューエルポンプをアレコレしようと考案中。
相変わらず変なこと考えてますいつも(笑)
2022/09/28
何度かご紹介しておりますフェラーリ F355、360 モデナ用のコンプリートウォーターポンプです。
フェラーリからはコンプリートウォーターポンプの純正供給は元々ないんです。
一時は社外品を取り扱っておりましたがやはり水漏れの報告がありましたので現在は新品のフェラーリ純正パーツをイタリアから取り寄せて、国内の協力ショップにて組立、水圧テストをして頂きコンプリート品として当社で販売をしております。
こんな感じでバラでパーツのみ取り寄せます、こちらは F355 用
そしてこちらは 360 モデナ用、違いはインペラーのみです。
これらを丁寧に組み立ててもらい、水圧テストをします。
この水圧テストの道具も専用で作ってもらいました!!
そして完成です。
残念ながら今回の分より値上げしました・・・円安やその他の要因ですが仕方がないです・・・
輸入業者にとっては何も良い事ありません今は(涙)
F355 用は完売しました、次回入荷までお待ち下さい。
2022/09/26
以前より何度かアップしましたフェラーリ Dino 246GT Tipo-L を当時風の「雰囲気」に戻そうプロジェクト。
まだまだ先は長いですがここまで作業は進みました。
見た目だけではなかなか分かり辛いと思いますが、実は L タイプなのに社外のエアコンが付いています。
本当はこのエアコンも取り外す (L タイプにエアコンは本来付きません) 予定ですがエンジンを降ろす必要がありますのでスケジュールの関係上まずはココまででオーナー様に返却をします。
ちなみにこれが作業前の状態です。
現オーナーが購入された時の状態ですが、現オーナーは出来る限りオリジナルに戻してほしいとのご希望でしたので関東の師匠と一緒にプロジェクトを進めています。
とにかくほとんど手を加えないといけない状態ですのでまだまだ時間は掛かります。
せっかくの L タイプですのでオーナー様のご希望通り可能な限り当時のオリジナルに近づけたいです。
エンジンだけではなく外装、内装も手を入れる必要あります。
師匠と「結局全バラしになりそうですよね・・・汗」なんて話をしながら進めています。
まだまだ先は長い・・・