2020/09/05
お客様のフェラーリ 275GTB/4 のシートベルトをヨーロッパに送りレストアをしてもらいます。
何回もヨーロッパ側とやり取りをして慎重に準備をします。
レストアって簡単に言葉では言えますが、綺麗にするという意味ではないです。
「復元」するってことです。
ベルト部分はどうするのか、素材は?ステッチは?色は?ブラケットは磨くのか?メッキするのか?バックルは再利用出来るのか?可能な限り当時の新品オリジナルに復元してもらいます。
お願いする職人も当然ですが信頼出来ないと任せられません・・・中途半端な職人に任せてしまうと後で取り返しがつかなくなりますので。
とにかくシートベルトと言えど相当プレッシャーを感じながらこの仕事を受けています・・・(汗)
でもやるからにはとことん拘っていい物に仕上げたいと思います!!
2020/09/03
お客様からご注文を頂きましたランボルギーニ ミウラ用の前後ブレーキパッドと前後キャリパーキットが到着です。
キャリパーキットはこの頃 1960 年代は Ate 製ではなくガーリング製のキャリパーが多く使用されていたようです。
ミウラのキャリパーも前後共ガーリング製ですので、そのキャリパーに合ったシール類が必要です。
この頃はダンロップ製のキャリパーもありました。ダンロップって聞くとタイヤしか思いつかないかもしれませんが結構部品も作っていました。
今月中頃にようやく AGIP オイルの第 2 便が到着する予定ですので、実は先週から倉庫の整理をしております。
今回は 30 リッター缶が沢山到着しますのである程度のスペースを確保しておく必要があります。
倉庫には以前から「中古部品」が散乱しておりまして・・・汗
ようやく重い腰を上げて中古部品の整理をし始めました。
これら中古部品(中には新品も)は訳あって何年か前に大量に手に入れました、ただ品番がない物が多く、フェラーリパーツがほとんどだと思うのですが正直分からない物も多いんです。
写真はほんのほんの一部で多分この写真の 10 倍くらいはあると思います。
ある程度までは長年の経験と記憶、蓄積された文字データ、2 万枚を超える写真データで判別は出来るのですが、一部は全く分からず多分鉄くずになる物もあると思います。
今後は少しずつ整理をして販売していこうと思います。
以外と貴重な物もあったりして。
2020/08/25
クラシックフェラーリに良く似合う 14″ (350mm) のワイパーブレードが入荷しました。
スケルトンタイプでオリジナルですと差し込むところに「CARELLO」と「TORICO」のダブルネームがありますが、こちらは社外品ですので名前なしです。
でも見た目はクラシック感ありますので今時のブレードよりは締まって見えます。
差し込み部分は 7mm ですのでフェラーリ以外でももちろん使用可能です。
お気軽にお問い合わせ下さい。
2020/08/18
既にイタリアを出港した船が 9 月頃に日本に到着する予定です。
今回はクラシックカー専用エンジン/ミッションオイルの「AGIP NOVECENTO」のラインの中でも一番大きな 30 リッターペール缶が相当数入荷します。
日本では 20 リッターの缶をペール缶と呼んでいますが海外では 30 リッター缶もペール缶って呼んでいます。まぁただの鋼鉄製の缶ってことですから特に意味はないです。
地道に業者様(修理工場様)を営業周りしているとやはり 4 リッター缶ではなくペール缶が欲しいと・・・そりゃそうですよね。
4 リッター缶だと、作業効率も悪いですし、大量の空き缶が出ますので・・・
シングルグレードの 40 や 50 は今回あまり大量に入荷する予定がなく、というかイタリア本社が在庫を持っていない!!ということでマルチグレードの 20W-50 と 15W-50 が大量に入荷します。
結構世の中にはクラシックカー専用のエンジンオイルも出ていますが、ベースオイルが鉱物ではなく化学合成の物も多いです。
さすがにクラシックカーのエンジンには最新の化学合成では逆効果です。ここは鉱物油を選択して下さい。
30 年、40 年、もっと前の技術と素材で製造されたエンジン部品はさすがに現代の部品と比べるとかなり精度は低いです(当たり前です)ミクロの世界で見ると表面はガタガタでそこに最新の化学合成オイルを入れてしまうと、その細かな隙間を簡単に通り抜けてしまいオイル漏れを起こします。
ガスケットも紙のガスケットの時代です。やはりこの辺りも考慮してクラシックカーのエンジンにやさしい鉱物油を選択するのがベストです。
フェラーリ専用という訳ではなく、アルファロメオ、ランチア、フィアット、アバルト、ランボルギーニ、マセラティ、イタリア車以外のクラシックカーでももちろん大丈夫です。
おまけに 1990 年代 F1 でのイメージを持った方も多いと思います、 AGIP の火を噴く六本足の犬のロゴ・・・これだけでも価値あります(笑)
業者様(修理工場様や中古車販売店様)には業販価格で卸させて頂きます、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
もちろん正規ディーラー様もお気軽にお問い合わせ下さい、最近は新車を販売されている正規ディーラー様にもクラシックカーが入庫しております。
実際に何件かのイタリア車正規ディーラー様にもご利用頂いておりますので!!
2020/08/07
フェラーリ 365GTB/4 デイトナ用の A/C コンデンサーを国内でオーバーホールしてもらいました。
オーバーホールと言ってもほとんどワンオフに近いのかな?
コア(フィンの部分)は厚みが 22mm の新品コアを使用しました。
両サイドのブラケットは新たに製作してもらい、ホースが繋がるジョイントは再利用です。
お付き合いして頂いておりますラジエーター屋さんには本当に感謝しています。
フェラーリだからといって法外な値段請求されることは全くないですし、細かなところまで非常に丁寧に仕上げて頂いております。
新品部品の供給が少ないクラシックモデルではこのような職人さん達のお陰でクルマが蘇ります!!
2020/07/14
フェラーリ、クラシックモデル用のギアシフトノブですがシフトパターンが彫られている物は 3 種類あります。
白文字のローバックは 1970 年代から 1990 年代までのモデルに多く使用されています。
Dino 246GT、308、BB、F40、テスタロッサなどです。
オレンジ文字は 328、GTB/GTS Turbo、モンディアル T です。
左上が 1 速のタイプはフロント 12 気筒の 365GT 2+2、365GTC4、365GT4/2+2、400、412 等です。
実はこの中に 1 個だけ「社外品」があります。
でも分からないでしょ?
以前はまあまあ残念な社外品が多かったんですが、去年位?に出た社外品は正確にオリジナルを再現しており正直取り付けても違和感ないです。
クラシケも問題ないでしょう。
海外で純正在庫ありってネット出てますが、ほとんど社外品です。知らないショップも多いみたいです。
フェラーリに注文すると社外品来ますから・・・フェラーリから出れば純正品か。
2020/07/06
久しぶりに手に入りました Magneti Marelli 製のイグニッションコイル BAE202B です。
フェラーリ 365BB、512BB、512BBi、400i 等に使用されています。
ランボルギーニですと確かカウンタック 5000QV なんかも同じでしたね。
1980 年代に供給されていた「当時物」ではなく 10 数年前に少しの間だけ再生産されていた物ではないかと推測しますが正真正銘の Marelli 製です。
残念ながら金額はひっくり返る?位高いです。
オリジナリティを求める方には絶対必要な Marelli 製ですよね。
ありがとうございます、完売致しました!!
2020/06/24
海外で製作されたアルミ製のフューエルポンプカバーのご紹介です。
オーナー様や修理をされた方はご存知だと思いますが、純正のカバーは樹脂製でクラックが入るトラブルが以前から報告されています。
残念ながら対策品はフェラーリから出ておらず新品に交換してもまた同じ症状が出る可能性あります。
そこで海外の某ショップがアルミ製でこのフューエルポンプカバーを製作し販売しており、今回 512TR 用として取り寄せしました。
以前から 456 用や 550 用として取り寄せておりましたがブログでご紹介し忘れて?いたようです・・・
適合モデルはフェラーリ 512TR、F512M、456GT/GTA、456MGT/MGTA、550 マラネロ、550 バルケッタになります。
F40 の US 仕様にも使用出来ますが日本には US 仕様の F40 はあまり存在しないかな?
手持ちの在庫なく、ご注文頂いてから取り寄せ致しますのでお時間に余裕をもってお問い合わせ下さい。
通常納期はオーダー後、おおよそ 10 日程です。
2020/06/17
フェラーリ V12 用といっても1960年代、1970年代のフロント V12 エンジン搭載モデル用ハイトルクスターターモーターです。
今回は純正オリジナルのスターターモーターがクルマには装着されており特に問題は出ていないのですが、万が一に備えて準備されるそうです。
当時物は入手難しいですし、オーバーホールも軽い症状であればなんとかなりますが交換部品がなければ厳しいです。
そこで普段はこのハイトルクスターターモーターを使用して、オリジナルは保管するという方法をお勧めしました。
確かに現代のスターターモーターであれば安心感はあります。
でもクルマのオリジナリティを考えると絶対にオリジナルのスターターモーターは残しておかないとダメです。
例えば過去にあった話ですが、オリジナルのヘッドライトは暗いので新しい現代のヘッドライトに交換しておきましたと修理屋さんに言われたクラシックフェラーリのオーナーさん。
確かに良いことをしてもらえたのかもしれませんが、その修理屋さんは交換した古いオリジナルのヘッドライトを捨ててしまったそうです・・・残念
その修理屋さんはオリジナルの価値は分からなかったようです・・・せめて交換した古いパーツはもらいましょう。
2020/06/11
Ate 製のブレーキキャリパーシールキットが入荷しました。
当社在庫分ですのでご注文頂ければ当日発送出来ます(数に限りありますのでご注意下さい)
95691531 フロントキャリパーシールキット (デイトナ/412/365BB/512BB/512BBi/テスタロッサ)
95691532 リアキャリパーシールキット (デイトナ/412/365BB/512BB/512BBi/テスタロッサ)
95691535 フロントキャリパーシールキット (Dino 246GT/Dino 308GT4/308 2V/308QV)
95691536 リアキャリパーシールキット (Dino 246GT/Dino 308GT4/308 2V/308QV)
お問い合わせはメールにてお願い致します。