2021/09/10
久しぶりにフェラーリ 308GTB 用の油圧計が手に入りました。
ただし、スチールボディの 308 用ではなく初期のファイバーボディの 308 に使用されていた文字が二重線になっているタイプです。
数字の「0」「6」「12」の字が二重線になっているの分かりますか?
これが初期の 308 用です。
スチールボディーからは白塗りになります。
他にも水温計や燃料計、油温計もこの二重線のタイプを探していますがなかなか見つかりません。
海外でも二重線のことを知らないショップの担当者も多く、事前に画像確認しておかないと白塗りのタイプが届く可能性ありますので注意です。
まぁ根気よく探していきます。
2021/09/08
海外からフェラーリ F40 用の純正ホイールセットのオッファーがありましたが、まぁ高い・・・
確かに新品供給は終了しておりますのである意味「レア」にはなりました。
おまけに近頃の「オリジナル」ブームで、オリジナルパーツは下手すると何よりも高くなってしまいました。
今回のホイールセットも中古(1000km 程度) だそうですが 400 万円以上します!!
海外で新品 4本セットだと 600 万円はすると他から聞きました。
生産が終了すれば今後ホイールの数が増えることは絶対にありませんので自動的に値が上がっていきます。
さらに数年するとこの 400 万円以上の中古が「あの頃は安かったね」と言われるかもしれませんが・・・
僕には在庫しておく勇気ないです(涙)
どなたか勇気のある方如何でしょうか?
2021/09/07
フェラーリ 308 (2 バルブ) 用のメインメタルセットが入荷しました。
今回は Dino 308GT4 用としてご注文頂きました。
クランクメタルとか、親メタルなんて呼ばれています。
メタルは社外品も色々出ていますが、過去に使用した社外品であまり感触の良くない物がありましたので最近は Vandervell 製を使用しています。
Vandervell (ヴァンダーヴェル) は人の名前ですが、1930 年代から既にメタルを製造してた会社で後の「ヴァンウォール」って F1 にも参戦していたコンストラクターでもあります。
フェラーリやランボルギーニ、多分その他のイタリアンメーカーは大体 Vandervell のメタルを使用していたと思います。
フェラーリ純正品も Vandervell です。
現在はピストンで有名な「MAHLE」グループの傘下のようですね。
ただいつまでもクラシックフェラーリ用に製造してくれる訳ではないかもしれませんので気付かないうちに純正品も Vandervell 以外の製造メーカー品に代わるかもしれません。
2021/09/04
先日海外のフェラーリ正規ディーラーからフェラーリ Dino 246GT 用の「Dino gt」エンブレムを取り寄せました。
もちろん「純正のオリジナル品」として。
しかし残念ながら到着したエンブレムは純正品ではなく社外品でした・・・オリジナルと比べてみましょう。
どっちがオリジナルか分かりますか?
正解は写真下側のエンブレムがオリジナルです。
上側が今回送られてきた社外品になります。
裏側はこんな感じです。
パッと見はどちらも同じエンブレムに見えますよね。
でもよ~く見ると違います。
はい、Dino の i の文字の点の違いが分かりますか?
オリジナルは四角っぽい点ですが、社外品は丸です。
全体的にこうやって比較すると違いが分かりますが、正直社外品だけ見たら気付かないかもしれませんね。
オリジナルのパーツがなくなると代用品が出たり、リプロ品が出たりしますが出来る限り詳細は欲しいです。
今回も「純正品」として供給されていましたが正解は「社外品」です。
目に見えない部分ならまだしも、外装パーツでおまけにエンブレムであればやっぱり購入する側が選択出来る様に情報を記載してほしいです。
もちろん今回はオリジナルを探していたので社外品だと分かっていれば注文はしていません。
何十年も前のクルマのパーツです、今でも当時物が簡単に手に入る訳ではないです、もちろん一部のガスケットやオイルシール、ゴム類等は当時物よりも現在の材料で作られたリプロ品や社外品の方が良い場合もありますので否定はしません。
私個人的には目に見える範囲の物は可能な限りオリジナルで、でも目に見えないパーツ(エンジン内部のパーツ)などはリプロ品や社外品でも全然 OK と思っています。
いかに当時の雰囲気を残したまま、現在のパーツを使用して安心して楽しく走ることが出来るかが個人的な価値観ですので。
2021/08/30
フェラーリ 308GTB 用運転席側のドアガラスが無事に到着しました。
事前に当時物ではなく再生産された物ですので、当時と製造メーカーのロゴは異なります、フェラーリのロゴも多分入らないと思います、とご了承の上取り寄せました。
ガラスが到着し確認した所、やはり製造メーカーは「STARGLASS」に代わっていましたが、フェラーリのロゴは入っていました。
良い意味で裏切られました(笑)
過去に何度かガラスは割れて到着したことがありましたので毎回現品確認するまでは安心出来ませんが、今回は割れやキズもなかったので一安心です。
2021/08/28
クラシックフェラーリでよく使用されています緑色(透明)のフューエルホース、昔は CAVIS ホースなんて呼ばれてました。
まぁフェラーリのみならず他のクラシックカーやドゥカティ何かにも使用されてました。
今では CAVIS の印字があるホースはなく、似た物を探すしかないです。
これは汎用品として海外で販売されているフューエルホース。
フィアット系のショップから調達しました。
ちょっと緑色というよりは青色、おまけに半透明。
まぁこれでもダメって訳ではないです。
で・・・こちら・・・
緑色の透明なホース。
海外のコンクールに出品される個体にはよく使われるみたいです。
確かに当時物に近いかな。
金額は汎用品の数倍しますけど(笑)
それでも個人的にはこっちの緑色が良いかな。
2021/08/24
動作確認出来るまではドキドキしましたが、昨日お客様から「無事に動きました」とお電話いただき一安心です。
はい、フェラーリ テスタロッサ用のイグニッションコントロールユニットのことです。
この手のコントロールユニットは正直取り扱いに悩みます。
理由は今回の商品もおおよそ 30 年前の長期在庫品としてアメリカで眠っていた物を探して取り寄せました。
新品/未使用でも、他の機械部品と違って電子部品は実際に動作確認してみないと最悪使用出来ない物もありますので。
高年式や現行モデルの電子部品であれば交換等の対応は出来ますが 30 年前のクルマの電子部品です、手に入っただけでもラッキーな状態なので動かないので新しい物と交換という選択肢はないです。
おまけに万が一動かなかったとしてもすんなりと海外のショップが返品を受けてくれるとは限りません。
日本の常識は海外の非常識でもありますので(笑)
安い商品なら諦めて飾っておきますが 50 万円以上もしましたので諦める訳にはいきません。
とにかく現時点では動きに問題はなさそうですが、実際にクルマを走らせてみるまでは気が抜けません。
2021/08/19
無事に到着しましたフェラーリ F40 用左右フューエルタンク。
出来立てホヤホヤですので、2031 年まで使用可能です。
先日関東の方で F40 燃えてますので!!この辺りはケチらずに新しい物に交換しましょう、しばらくの間動かしてない車両は特に。
フューエルホースも同じです。燃えたら終わり、途中で消火するのはほぼ不可能ですので。
ただ、残念なことに高額です。
参考までに国内定価は片側で 3,369,000 円(税別)です!!片側ですよ!!
左右ですと税込みで 7,411,800 円になります!!
イタリアから取り寄せれば数百万は安くなりますので!!
2021/08/11
フェラーリ 512BB 用のコンプリートクラッチをご注文頂きましたので取り寄せました。
こちらはフェラーリ純正の AP 製ですが、ここ最近フェラーリ 348 用やテスタロッサ用の AP 製クラッチの供給が停止?終了?になっており手に入っておりません。
今後は代替品の供給オンリーになるのか、AP 製が再供給されるのかまだ分かりませんが、お客様からは AP 製でとのリクエストもありますので何とか入手ルート確保しておきたいです。
明後日から来週月曜日までお盆休みになります。
ご迷惑をお掛け致しますが宜しくお願い致します。
2021/07/21
暑い・・・とにかく暑い・・・
岐阜は全国的に見ても毎年暑い地域です。
今このブログを書いている最中でも外は 34℃ ・・・昨日よりは少し涼しいか?と錯覚に陥ります。
夏場だから?という訳でもないのかもしれませんが、最近エアコンコンプレッサーのオーバーホール案件が多いです。
エアコンコンプレッサー オーバーホールの流れについて少し説明させて頂きます。
まずはメールでお問い合わせ頂き、現品を当社までお送り下さい。
お預かりした現品は当社の取引先の電装屋さん(もちろん国内です)に送り現状検査を行います。
検査後に修理可能な状態であれば、修理見積と納期のご案内をさせて頂きます。
金額、納期共に問題ないようであれば修理/オーバーホールの作業に入らさせて頂きます。
基本的には現品お預かりして検査するまでは正確な金額と納期は分かりませんので「おおよそ」の金額と納期のみ事前にご案内させて頂きます。
エアコンコンプレッサーの他にもオルタネーターやスターターモーターも同様にオーバーホール致します。
但し修理部品が廃盤になっていたりして修理が不可能な場合もございますのでまずは事前にご相談下さい。
もちろんフェラーリ以外の車種に使用されている物でも承ります、ただ高年式の電装品は修理するよりも新品で購入された方が安い場合もありますのでご注意下さい。