2021/04/20
お客様からのご注文分で取り寄せましたフェラーリ 512TR 用のヘッドライト(ロービーム)です。
お車がヨーロッパ仕様でしたので、車検用に日本仕様をご依頼頂きました。
毎回車検で苦労されていたそうですが、これで安心です。
ヘッドライトは結構種類あります。
ヨーロッパ仕様
アメリカ仕様
フランス仕様
日本仕様(右ハンドル仕様)
等です。
フランス仕様は知ってる方は知ってますが、ライトが黄色です。
これ意外とカッコイイです(笑)
2021/04/14
お客様からご注文を頂き探していましたフェラーリ 365GTB/4 デイトナ用のテールランプベースがようやく 1台分揃いました。
365GTC/4 用とよく似ていますが実は違います。
このあたりどこで判断するのか正直分かりませんでしたがイタリアのクラシケの仕事をされてる某ボディショップの方に教えてもらいました。
またひとつ勉強になりました(笑)
自分がこの仕事を引退するまでもう一度依頼があるのかな?とは思いますけど(苦笑)
2021/04/08
以前もブログで書いた記憶ありますが、私は個人的にランボルギーニ カウンタック等に使用されている ABC ペダルのラバーがスキです。
ABC と言うのは
A = アクセル
B = ブレーキ
C = クラッチ
です。
何がスキかというと無駄に「LAMBORGHINI」と書いてあるところです(笑)
お陰で?レプリカ品なんかは出ていません。
わざわざ「LAMBORGHINI」の型まで作ってレプリカ作るメリットあまりないですから。
こちらはフェラーリ用
レプリカ品は出てます(笑)
でもクラシックモデル(1970年代まで)は非効率的なパーツが付けられていますのでパーツ単品でもアートな物は多いです。
灰皿、ステアリング、ミラー、ランプ、スイッチ等相当手の込んだパーツ多いです。
2021/04/05
2 種類あるフェラーリ 512TR のラジエーターサブタンクを偶然にも同時に別々のお客様からご注文頂いたので比較して違いを見てみました。
エンジン番号 34888 までと 34889 以降で分かれております。
形や大きさは一緒です。
違いはココ!!
パイプの数が違います。
エンジン番号 34888 までの車両にはこちら、品番 148514 が適合します。
そしてエンジン番号 34889 以降の車両にはこちら、品番 155027 が適合します。
エンジン番号をお確かめ頂かなくてもラジエーターサブタンク自体を見て頂きパイプの数確認して頂ければ大丈夫です。
エンジン番号は車検証には記載されませんのであくまでもエンジンブロックの刻印確認して頂く必要ありますので結構面倒なんです(汗)
2021/03/26
ウェブサーバー移行の為、お休みしておりましたブログ更新ですが思ったよりも早く作業が終わりましたので再開です。
お客様には大変ご不便とご迷惑をお掛け致しました。
お客様からご注文を頂いておりましたフェラーリ 275GTB/2 のブレーキマスターシリンダーとブレーキキャリパーキットが到着です。
ブレーキマスターシリンダーは「ダンロップ」タイプになります。
そして問題はブレーキキャリパーのリペアシールキットです。
何が面倒かというと、275 等のモデルはダンロップ製のブレーキキャリパーが使用されておりますが、サイズが「インチ」なんです。
フロントは 2-1/8″、リアは 1-1/2″ になります。
50 年以上も前のクルマですので一応現在でも純正サイズが装着されているか確認をします。
でもシリンダーにハッキリとサイズが記載されていないのでシリンダー径を計測してもらいますが、ミリをインチに変換しないといけません。
慣れないインチ早見表を見ながらミリからインチに計算して・・・「大丈夫、サイズ合ってます」って感じになります。
ただ今回はフロント側は大丈夫でしたが、リア側がサイズが違っていました。
それにしてもインチ計算は面倒くさい!!
2021/03/15
フェラーリ 308GTB 用にご注文を頂きましたリアキャリパー Assy です。
今回は左右セットで手配をしました。
オリジナルの Ate 製は供給終了しておりますがイタリア製の社外品が出ております。
Ate 製のオリジナルキャリパー用には Ate 製のキャリパーシールキットが出ておりますので状態によってはキャリパーシールキットを使用してオーバーホールすることも可能です。
フロントキャリパーシールキット、リアキャリパーシールキット共に現在ヤフオク出品中です。
直接お問い合わせ頂いてももちろん大丈夫です。
ちなみにこのキャリパーは Dino 246GT、Dino 308GT4、308GTB/GTS、308GTBi/GTSi、308QV に適合致します。
2021/03/11
本日ご案内しますのはフェラーリ 512TR のエンジン番号 33998 までの車両に使用されているクラッチレリーズベアリングをエンジン番号 33999 以降の車両に使用されているクラッチレリーズベアリングに変更するキットです。
エンジン番号 33998 までを「前期」、エンジン番号 33999 以降を「後期」としてご説明します。
前期のクラッチレリーズベアリングの中には 3 種類のゴム製シール(ラバーシール)が入りますがよくオイル漏れが起きます。
当然新しいラバーシールに交換すればいいのですが、また同じ症状が出る可能性が高いです。
そこで後期に使用されている中のシールがシリコン製になったクラッチレリーズベアリングに変更しようというご提案のキットになります。
簡単にクラッチレリーズベアリングだけを後期用に交換したらと思ってしまいますが周辺パーツが違ってくるので取り付けることが出来ません。
そこでクラッチレリーズベアリングと一緒に交換に必要なパーツを全部含めて供給しているのがこのキットになります。
「天狗の鼻」と呼ばれるサポートフランジも後期用にする必要あるんですね。
正直前期用のラバーシールだけを交換すれば安上がりです、でもまた何年か後に同じ作業を繰り返していく必要あります。
だったらお金は掛かりますが対策品に変えておけば長い目で見たら「安上がり」になると思いますし、今後そのことを考えなくてもいいので余分なストレスも感じません。
以前からフェラーリ F355 は結構同じように変更されている方多いです。
お問い合わせはご面倒でもメールでお願い致します。
2021/03/09
フェラーリ モンディアル QV のオーナー様からご依頼を受けまして国内でラジエーターをオーバーホールしました。
オーバーホールする前の状態
写真でも分かる通り、まぁまぁ酷い状態です。
これでは十分な冷却は出来ません。
ただモンディアル QV も今から 40 年近く前のモデルですので新品のラジエーターもそうそう簡単に出てきませんし仮に見つかっても相当な金額です。
このように状態が悪くても形が残っているならオーバーホールをするのがベストな選択と言えます。
オリジナルはプレートフィンと呼ばれるコアの形状ですが、ここを現行車に使用されているコルゲートコアと呼ばれるタイプに変更します。
オーバーホールと呼ぶよりはリビルトですね。
コルゲートコアに変更するだけでも放熱性はかなり良くなります。
必要以上にオーバーヒート対策なんてする必要ないです。オーバーヒートするのであればラジエーター以外の箇所も疑って下さい、ラジエーターの容量を大きくすれば解決する話ではない気がします。
そもそも日本の真夏に快適に乗れるように設計はされていません・・・無意味な負荷を掛けるだけなので私は「真夏にクラシックカーに乗るな!!」と言い続けています(笑)
そしてこれがオーバーホール(リビルト)後です。
一歩ずつですが車が復活していきます、もう少しで本来のモンディアル QV に戻るはずです!!
2021/03/06
フェラーリ 275GTB/2 用のクラッチディスクをご注文頂き取り寄せました。
SACHS 製 1861.084.001 当時と同じ品番がまだ手に入りました。
今から 50 年以上前のクルマの部品です、手に入るだけでもラッキーです。
日本では数えるくらいしか台数ないと思いますが、ヨーロッパやアメリカではまだまだ台数走っていますので部品も手に入るんですね。
1960 年代、1970 年代のフェラーリの部品をフェラーリのメーカー系以外の専門店が作ったりもしています、その辺りは心強いです。
ネオクラシックと呼ばれる 1980 年代、1990 年代のフェラーリですと、電子制御されていますのでコンピューター 1 個壊れると動きません、メーカーもコンピューター系はパーツ供給あまりしていないのでその点はキャブ車は「なんとかなります」